見出し画像

エゴン・シーレって誰?

東京都現代美術館で開催されているエゴン・シーレ展に行きました。

日曜日の朝、ベットでゴロゴロしながら、今日は身体を休め、平日に向け体力を蓄えようかな、と考えていた。ふと思い立ち、行きたかった美術展のチケットを検索し、予約する。ずっと行きたかったカフェの開店時間にも間に合うかも、と慌てて準備を始める。

Twitterで紹介されていた
シーレ「僕には才能がありますか?」
クリムト「才能がある?それどころかありすぎる。」
という会話にぐっと心が動かされた。

上野駅周辺に掲げられたシーレ展の旗を見て、気持ちが高まり。美術館に下げられた幕を見て、さらに気持ちが高まり。久しぶりの東京都現代美術館にも気持ちが高まった。

コインロッカーの使用に必要な100円玉が手持ちになく、上着を着たまま美術館に入る。

シーレ展の入り口がかっこよかった。黒地に白文字が、シンプルながらも映えていた。が、写真撮影可なのか否なのか分からず、撮影できず。

絵を見て、私の心は大きく踊った。久しぶりだった。絵を見て、心が躍った。やっぱり私は、絵が好きなんだなと強く実感した。この春は、できる限り多くの美術展に足を運びたいなと改めて思う。

吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)
丘の前の家と壁
小さな家Ⅲ
モルダウ湖畔のクルマウ(小さな街Ⅳ)
ドナウ湖畔の街 シュタインⅢ

日曜日の開館したばかりの美術展は、やっぱり混んでいた。音声解説のある絵や1階の入り口、幕にもなっているシーレの自画像が特に人混みが大きくなっていた。流れがスムーズだったので、後ろに立っていれば、人ははけていくし、混んではいるものの、見やすかった。

印象に残った点
・シーレの色づかい
・「絵描きは詩人たれ」等のシーレの言葉
・時代ごとによる絵画の印象の違い
・28歳の時にスペイン風邪で死去
・16歳の時にシーレが描いた肖像画

偉大な世界観を獲得するためには、ナイーヴで純粋な目で世界を観察し、経験する必要がある。

One needs to observe and experience the world with naive, pure eyes in order to attain a great weltanschauung.
Egon Schiele, 1912
すべての芸術家は詩人でなければならない。

I believe that every artist must be a poet.
Egon Schiele, 1918
いま継続中の争いはもううんざりだ。ぼくら人間はお互い愛し合うべきなんだ。

Perpetual fighting is unpleasant and we humans should be love one another.
Egon Schiele in a letter to Anton Peschka, 1917

はじめは音声ガイドなしで周り、音声ガイドを途中で借りた。目で読む情報と耳から入って来る情報は異なる。読み聞かせをしてもらっているような、とても贅沢な気持ちになった。次回も借りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?