災害食料理「乾燥大豆のトマトビーンズ」
「備蓄用の乾燥大豆を使ったおすすめのレシピを教えて下さい」というリクエストを頂きました。
乾燥大豆は、1年ほど賞味期限があり、大豆は「畑の肉」と言われる程、タンパク質を多く含み、「災害時の備蓄食料」としても適しています。
災害の時には、使える「水や燃料」に限りがありますので、今回も「災害食シリーズ第3弾」として、熱湯を沸かし、夜に寝て待ってだけで食べられる「水煮大豆」の作り方を紹介します。
使うものは「水筒」。昔、母が「お赤飯」を作る時、小豆をふやかすのに「ポット」を使っていたのを思い出しました。
水筒を使った「水煮大豆」の作り方
およそカップ一杯の大豆を用意します。(およそ120g)
準備する水筒は、普段使っているものや、使い古しのもので構いませんが、できるだけ保温性の高いものを使ってください。(保冷専用は不可。)
今回使用した水筒の容量は1Lのものです。
大豆を軽く水洗いしてから(災害時は洗えなくても仕方がない。)水筒の中に入れ、熱湯を水筒の一番上まで注ぎます。
しっかり蓋を閉めて、漏れないことを確認してから、水筒の上下を逆さにするように、中身を軽く攪拌します。水筒の底に固まってしまうのを防ぐためです。そして、一晩そのまま置いておきます。
お急ぎの場合でも、食べられる硬さになるまで3時間ほどかかりますので、寝る前に作ると効率が良いですね。
一晩、水筒でふやかした大豆をざるにあけます。
このまま食べてもおいしいんですよ。なんか止まらない~ww
大豆をふやかす前と後を比べてみると、こんなに大きさが変わります。
水煮大豆はこれで出来上がり!普段使いなら、ジッパー袋に入れて、冷凍保存が可能です。
「水煮大豆」を使った「トマトビーンズ」の作り方
次に「水煮大豆」を使った「トマトビーンズ」を作りましょう。災害時には、停電が起きて、急いで冷凍庫・冷蔵庫の食べ物を食べなくてはならなくなるのだそうです。
そこで、冷凍庫に常備しておくと便利な「ベーコンとミックスベジタブル」を選びました。材料は画像の物と「塩こしょう」または「塩」を準備してください。
①お鍋にオリーブオイル・にんにく・ベーコンを入れて、軽く炒めます。
次にミックスベジタブルとふやかした「水煮大豆」を加えて混ぜます。
そして、更にトマト缶を全部お鍋に入れて、混ぜながら沸騰させます。
トマトソースがフツフツしたら、弱火にして、塩こしょう(塩)を(今回は小さじ2/3程度)を入れて味見をします。酸味が強かったら、お砂糖を小さじに半分程加えると、酸味が和らぎます。お好みの味の濃さに調整してください。5分程煮込んだら出来上がりです。
もしあれば「バター」を加えると、コクが出て、もっと美味しくなりますし、味付けはコンソメを使ってもいいし、バジルを加えても良いですね。
はい!出来上がりです。
ごはんでもパンでも合いますし、早ゆでパスタを加えても美味しく食べられます。見た目も可愛らしいので、きっと子供さんにも喜んでもらえると思います。
災害食料理シリーズの1と2はこちら!
毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。