イベント1週間前から「禁食」していたもの
6/4の「鎌倉時代のおうちごはん」のイベントの為に、
イベントの1週間前から「醤(ひしお)」という
日本古来の調味料を仕込んでいました。
この「ひしお」は「麹菌」を使った発酵食品です。
イベントで皆様に、ひしおをお見せできなければ、
イベント開催が成り立たなくなってしまうので、
ひしお作りはどうしても失敗することができません。
そこで、今回は安全を重視して「ひしおセット」を購入。
作り始めようと説明書を読んでみますと…。
「納豆を食べた日は、ひしおに触ったり、混ぜないでください。」
と書いてありました。
実は、私にとって「納豆を食べないと調子が出ない。」という位、
とても大切な食べ物なのです。
この感覚を言葉で説明することは難しいです。
食べて美味しいので「好き」なのなのですが、
「好き」というよりも「体が求める。」感じがします。
そして、最後の晩餐も、「炊きたてごはんに小粒納豆」を希望します(笑)
日本人ですよね。
仕方なく、1週間「納豆抜き」の生活をすることになりました。
冷蔵庫に常備してあった納豆を冷凍庫へ移動させました。
「1週間待っててね。」
説明書には「麹菌」と「納豆菌」が喧嘩をすると書いてあったのですが、
「喧嘩」の部分をもう少し詳しく調べてみました。
もし、この2種類の菌を同時に育てたとすると、「納豆菌」の方が、「麹菌」よりも、成長が早く増殖するのだそうです。
その為に、せっかく麹を仕込んでも「すべり麹」という、納豆のようにヌルヌルとした麹になってしまい、商品にならないので、「納豆菌」が嫌われるということなのでした。
麹だけではなく、お酒や味噌を仕込む過程でも、「納豆菌」は同じように嫌われてしまうのだそうです。菌の世界も奥深くてなかなか面白そうです!
そして、仕込んだ「ひしお」は1日1回かき混ぜます。
そして、無事にひしおは出来上がり、ご参加の皆様に実物を見て、香りを嗅いでいただき、ひしおのお料理をご紹介することができました。
はぁ~。無事にイベントが終わって良かった~~~。
イベントが終わった日の夜。
迷わず熱々ご飯に納豆をかけて食べたのでした(笑)
やっぱ納豆ご飯サイコー!!
毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。