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保育園で出張お料理教室開催しました。

先日、保育園で出張お料理教室を開催しました。

保育園での講師。園児「100人分」のお菓子を準備したのは初めてです。


当初、私のオリジナル災害食料理「乾パンチョコカナッペ」を体験してもらう予定でしたが、園児さんにはアレルギー持ちのお子さんが複数いました。それでも、園長先生とは「できる限りみんなと同じ食材で体験させてあげたいですね。」と考えが一致したので、急遽食材を大幅に変更することになりました。

乾パンには「ごま」、チョコレートには「乳」、クラッカーによっては「牛肉」、お菓子に「ナッツ」などが含まれています。

買い物をする時には、パッケージの表示を全部見なければなりません。たくさんのスーパーやネットで、材料を探し回り、正直、結構大変でした。

外食は表示がないので、外食はかなり難しいですよね。アレルギーを持ったお子さんのご家庭はどうやって生活しているのだろう?と少し心配になりました。

そして、チョコレートだけは、どうしても別のアレルゲンフリーチョコレートになってしまいましたが、他のものは、何とか全員同じ材料を揃えることができました。


乾パンは倉庫に備蓄されることが多い食品ですが、少し食べにくいです。「乾パンチョコカナッペ」は「乾パン」を楽しく食べやすくするために生まれたお料理です。


元の「乾パンチョコカナッペ」はこんな感じ。

災害時には、電気やガスが使えないので、「自分の体温」を使ってチョコレートを溶かし、チョコペンのように使って、乾パンの上に絵を描いたり、お菓子をトッピングしていきます。

災害が起きて、避難できたと思ったら、避難所の空気は張り詰めているかもしれません。ゲームもYoutubeもない体育館。時間を潰す「モノ」がないと時間を上手に使えない子供が多いのも現実。子育て世帯が、周りの目を気にしながら、長い避難生活を送ることは、辛くなりそうな気がしてなりません。

災害時には、大切なものを失うかもしれない。何が起きるかわかりません。甘いものを食べて「ホッと」一息つける。誰かと一緒にお料理をして楽しい時間を過ごす。困難な時でも、小さな幸せを作れるように準備をしておいて欲しいと子供達に伝えたのでした。

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毎日のおうちごはんのことで困っている人を減らすために毎日頑張っています。今はYoutube撮影用の機材購入の資金に宛てさせて頂きたいと思っています。