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一滴のお醤油に救われた私

長男がまだ離乳食を食べていた頃の話です。

1人目で子育て慣れしていない私と
気難しい長男。

食材の種類や硬さなどを色々変えながら
毎日離乳食と格闘していました。

睡眠時間を削って育児書読みながら
作った離乳食を、ある日を境に
長男はパッタリと離乳食を
食べなくなってしまったのです。

思いつく限りの方法で、
離乳食を作りますが、
食が進みません。

小さな子供は、内臓が未発達なので、
離乳食は味をごく薄味に作るのが常識です。

手を尽くしはてた私は、
藁にもすがる思いで
「お醤油を一滴」
おかゆの上に垂らしてみました。

すると、息子は目の色を変えて、
ごはんをモリモリ食べ始めたのです。

それからというもの、
我が家の食卓にお醤油は、
今まで以上に欠かせない存在
となりました。

ダシをきかせたおつゆに一滴。
おひたしに1滴。
冷ややっこに1滴。

かけ過ぎないようには
気をつけながら、
食欲がない時に
「お醤油を1滴」
お料理に足しました。

ちなみに、1歳未満の赤ちゃんの
1日当たりの塩分摂取目標量は、
1.5g

濃口醤油1滴に含まれる塩分量を
計算してみると「0.006g」。

全然問題ありません。

もちろん、お醤油には、
塩分だけではなく、
香りや旨味も含まれていますので、
たまらなくおいしく感じたのでしょう。

更に、お醤油は
薄口よりも濃口の方が
塩分が少ないのをご存じでしょうか?

息子はごはんにお醤油を
かけてもらえたことを
色で判断していましたから、
色が濃いお醤油の方が
「ちゃんとかけてもらえた。」
ことが伝わって、
都合が良かったこともありますw

そんな息子ももう高校生。
今でもお醤油の味と香りは大好きです。

食事をしっかり摂る習慣を
身につけさえてくれたお醤油に
大感謝です。

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