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被害者面はゆる毒な母親譲り

お嬢様なのにシングルマザーでにゃりぺよなんかを育てることになった母親。
にゃりぺよが小学生のころは、母親の精神が不安定でかわいそうでした。

とくに母親は、自分への悪意に敏感で…。
同級生に言われたこと、父方の祖父母に注意されたこと、周囲の目…。
いろんなことが気になっては傷つき、攻撃的になっていた。

次第に父似になっていくにゃりぺよと違い、母親は生粋の美人でした。
色素が薄くて肌はつやつやで、出歩けば必ず若い男に声をかけられていました。

でも美人って、学生時代は浮いたりするらしい。
母親は同級生にからかわれたことを、僻みだとへ気づけずにずっと憎んでいました。

そしてお嬢様気質な母親は、アグレッシブな父方の祖父母とは相いれなかったのでしょう。
家事とか妻としての在り方を注意されたのかな、これは聞いていないからわからない。

とにかく母親は嫁イビリをされたと主張していました。
真実はわからないけど、母親が父方の祖父母を敵視していたのは確かでした。

そして月日が流れて母親がシングルマザーになったとき。
母親はシングルマザーだからって奇異の目で見られると悩んでいました。

実際はそんなことなかったと思う。
周囲にはシングルマザーの家庭がいっぱいあったし。

母親の機嫌が悪い、いつも誰かに敵意を向けている。
母親がかわいそうで、にゃりぺよはだんだん精神的に不安定になっていきました。

そしてだんだん「にゃりぺよが生まれたから悪いんだろうな~」と考えるようになりました。

母親は攻撃されてそのままにしておく人ではありませんでした。
同級生にからかわれれば100倍で言い返し、父方の祖父母にもたぶん負けませんでした。
周囲の目を気にして、強気にふるまっている姿をよく見ました。

母親が悪いとは言わない。
けど、にゃりぺよは母親そっくりの、被害妄想が強くて攻撃的な人間になってしまいました。

にゃりぺよは母親のように、周囲が先に攻撃してきたんだと考えます。
被害を訴え、正当防衛だと思ってより強い攻撃をしてしまいます。

新卒で働き始めた会社で、にゃりぺよはパートのおばさんからいじめの標的にされました。
でもおばさんたちには全部言い返して、腫れ物扱いで働き続けました。

今になって思えば、やり返したにゃりぺよも悪い。
でもにゃりぺよは、今でもおばさんたちが会社を辞めたくなるほどもっと言ってやればよかったと思ってしまいます。

にゃりぺよは過去の恋人にモラハラをされ、モラハラをし返しています。
過去の恋人は泣いて謝罪していたのに、にゃりぺよは反撃をやめられませんでした。

幼い息子のイタズラに苦しんで「この子はにゃりぺよのこと嫌いだからしつこくイタズラしてるんだ」って思考から抜け出せませんでした。
育児本に書かれた「ママが大好きでかまってほしいだけ」の言葉で、にゃりぺよは死にたくて死にたくて仕方なくて…。

息子と向き合うことで初めて、自分の被害者面と攻撃性に気づけました。
母親も私を見て、少しは自分の内面に思うところがあったかな。


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