見出し画像

精神科に行ったときのこと

にゃりぺよは中学生のころ、自分が精神的に不安定であることに気づきました。
そのころは母親がにゃりぺよの体調不良を面倒そうにし始め、男の影が見え始めた時期です。

にゃりぺよはいつもイライラしていて、不安で、とても学校へ行けませんでした。
しかしその時期は母親との関係が原因だとは気づけなかったのです。

にゃりぺよはわけもわからぬまま、母親に「精神科で診てもらいたい」と言うことに。
母親は世間体を気にしてか、ものすごく不機嫌になりました。

しかしその後、にゃりぺよがご飯も食べられず泣き続けているのを見ると、黙って精神科についてきてくれました。
こうして初めて精神科を受診することになったにゃりぺよですが…。

今ならわかることですが、精神科は医療機関であり、治療をするところです。
話を聞いてもらえるのだろうと思っていたにゃりぺよは、診察時間の短さと先生の淡々とした感じに戸惑いました。

そして何やら薬を出されましたが…。
当然感情の部分で折り合いがついていないので、モヤモヤは残り続けます。

その後何度か通院をしましたが、毎回診察室に母親が入ってきました。
にゃりぺよは先生に相談がしたかったのですが、不機嫌な母親の前でつらいことなど話せません。

そのうち母親が手っ取り早くにゃりぺよを治してほしいと言い、にゃりぺよは脳波の検査を受けることになりました。
脳波の検査って、頭に電極みたいなものをつけるのでぬちょっとした固いジェルを塗られるんですよね。

事前にそんなこと聞かされなかったので、にゃりぺよは帽子すら持ってきていませんでした。
気持ち悪い検査が終わると、にゃりぺよは髪の毛がめちゃめちゃなまま待合室に戻されます。

本当に最悪でした。
中学生の女の子が、白くて固いジェルで髪の毛がいくつかの束になってしまった状態で家まで帰れますか?

帰るしかなかったのでそのまま帰りましたが、死にたくて仕方ありませんでした。
それ以来、その精神科に行くことはやめました。

もしかしたら精神科ではこれが普通のことで、先生は悪くなかったのかもしれません。
ただあのとき、精神科ではなくカウンセリングというものを知っていれば…とは思ってしまいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?