あけびの食べ方と味・あけびジャムの作り方
野山で採れる果物「あけび」
母からあけびを貰った。
所有している山に自生しているものだ。
知らない・聞いたことならある、と言う方が多いと思うが、あけびとは田舎の野山で秋に採れる果実である。
あけびの色
売り物は美しい紫色をしていることが多い気がするが、野生のあけびは紫色のものもあれば、浅い褐色のような色のものもある。
何故色が違うかと言うと、熟し具合や品種によって違うらしい。
ちなみに私がこれまで触れてきた環境だと、山に自生しているのもので売り物ほど美しい紫色は見たことがない。
あけびの食べ頃
うちの山では何かと野生生物との取り合いが発生するので、少し若いうちに採って安全な家で追熟させるスタイルだ。
あけびは熟すと紫色になり、果皮が割れる。中の白いゼリー状のものが見えたら食べ頃である。
あけびの食べ方
あけびは素朴な甘さがある。
酸味はまったくなく、優しくあっさりした味である。
あけびは果皮の中身、白いゼリー状の部分を食べるのだが、そこに大量に入っている種は食べない。
飲み込んでも問題はないだろうが、噛んでも美味しくないので、口の中で果肉部分を食べたら種は出してしまうのだ。
つまりは食べ辛い。
しかし食べ辛くても「食べない」と言う選択肢はないのだ。
あけびはりんごやみかんに比べると高級フルーツである。もの珍しさもあるが、1つに対しての可食部の量的にも、簡単に購入できるものではないと思う。
また、季節のフルーツが自然の中で採れたなら、その時期にしか味わえない特別感があるのだ。
あけびのジャム
しかしあけびは食べ辛い。
そこで今年はジャムを作ってみた。
レシピは以下である。
材料
・あけび…あるだけ
・砂糖…果皮を除くあけびの重さの40%
手順
1.あけびの実を果皮から取り出す
2.砂糖と合わせ火にかける
3.ざるを使って種をこす
4.さらに少し煮詰めて完成
あけびの優しい甘さが美味しく、美しい色のジャムができた。ここまで白いジャムは他の果実ではあまり無いように思う。
あけびの面倒な種も無いし、ジャムへの加工はおすすめである。
あけびのツル
ちなみにあけびのツルは春に採れる山菜であり、クセもなく美味しく食べられる。
それについてはまた季節が巡ったら書いてみようと思う。
嫌なことがあったら何か飲んで落ち着きましょうね。