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LPIC1 101 と102の勉強方法

「Linux触ったことないけど大丈夫?」「何となく業務で使っているけれど使うコマンドが限られている…」なんて思う初心者の方、いると思います。


これはLPICを取ろうと思っている方の参考になればと思って書いています。


先日LPIC1 102を合格してやっとLPIC1に合格しましたので、その勉強方法を記載していきます。


書いている経緯


エンジニア4年目でLinuxはそれなりに触っていましたが、コマンドのlsとか、cdとか、viとか何となく使える程度でした。会社で資格取得と言われて、Linuxを使える証明のために取得を決めました。


4月に101に合格し5月に102に合格したのですが、実は101は一度落ちています…。


合格点は500点/800点満点?で大体65%取ればいい(問題の65%というわけではなく、問題によって点数が違うらしい)のですが、480と少し振るわず。


15000円+(税)もするので本当に落ち込みました。


なのでその時に思ったこと、やっておけばよかったと思ったことを記載します。

■LPICとは?


LPICはエンジニアであれば誰もが知るLinuxの技術者認定資格です。日本だけでなく海外でも通用する資格です。


インフラエンジニアが多く取得を推奨されますが、大体のエンジニアはLinuxの経験有無について聞かれると思いますし、キャリアアップにもつながるので、取っておくと便利でしょう。

■LPICの申し込み方

以下を参考にしてください。

LPICの申し込み方法

■LPICの勉強方法

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1-1. 完全初心者の人


まず初心者の方はLinuxってなによ?ってところを理解することが必要です。
もし完全にLinux初めてという方は、こちらの書籍がとても参考になります。色々な方が紹介している本なので、ぜひ一読してみてください。
 
1-2. ちょっとわかる、ちょっとLinux使ってるという人
LPIC1の参考書と言えば「あずき本」と呼ばれる参考書が有名です。これが一通りLPICで出る範囲を網羅しています


しかし、初心者の方は最初見ても文字だらけで全く意味が分からないと思います。参考書は何となく流し見して、こんなのあるんだなくらいの認識をするくらいでいいでしょう。
 
そして次の工程以下をやって、分からないところがあれば索引で調べるというのがいい使い方です。
 
2. ひたすら問題をやる

参考書の流し見が終わったら、次は問題をひたすらやります。
 
おすすめの勉強サイトはPing-tです。
URL:https://ping-t.com/
 
「最強WEB問題集LPIC Lv1-101 (Ver5.0)」をひたすら解きましょう(101は無料ですが、102は有料です)。

最初は理解できなくても何度かやれば分かってきます。

『分野別』と『模擬試験モード』が選べるので、最初は『分野別』、正解できるようになったら『模擬試験モード』を使い、間違えた問題を重点的に繰り返しやります
 
「コマ問LPIC Lv1-101(Ver5.0)」もやった方がいいです。

LPICは記述の問題が何問か出ますので、これでファイルの名前やコマンドのオプションをしっかりと記憶に定着させましょう。
 
※Ping-tサイトに体験記があり、「Ping-tだけで一週間で合格できた」などありますが、それは個人の話であって万人に共通することではありません


参考書は高いからPing-tだけで合格したいと思っている方がいたら、Ping-tの説明の部分も完全に理解していないと厳しいです。
Ping-tでは出ない問題があるので、そういう場合はこちらのサイトも参考になります。
 
Linuxイージス
URL:https://www.infraeye.com/study/studyz4.html
 
3. 「スピードマスター」をやる

Ping-tがある程度正解できて問題が理解できるようになったら「スピードマスター」をやることをお勧めします。

なぜかと言えば、参考書にもPing-tにも出てこない知識や問題があって、それが載っているのがこの問題集だからです。

実際本番の試験ではこの中から何問か同じ問題と似た問題が出ました。

LPICは受ける人それぞれで問題が変わります。
筆者も101の一回目の試験はPing-tに似た問題がほとんど出ませんでしたが、二回目はびっくりするほど出ました
 
確実に合格したいのであればこれはやっておいて損はありません。


■まとめ

技術系の資格はちゃんと勉強すれば合格できるものが多くあります。

受験料も高いのでなるべく一度で合格したいですよね。勉強法や勉強時間は個人で違うと思いますので、早く効率よくとりたい気持ちがあってもちゃんと勉強して理解してから受験することをお勧めします。