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フレスコ!フレスコ!フレスコ!✨ピサの美しすぎる墓所「カンポサント」【前編】

イタリア美術と言えば何を思い浮かべますか?レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』や『最後の晩餐』?ミケランジェロのダビデ像?ポッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』?

たしかにそれらはすべて傑作であります。わたしも大好きです。しかし、イタリア美術におけるわたしの密かな大好物と言えば、フレスコ画なのです。というわけで今回はわたしの熱いフレスコ愛について綴ってまいります。「ふ、ふれすこ?アートってようわからん」という方にもわかりやすく書くつもりですので、どうぞご心配なく😉

イタリア(※厳密にはヴァチカン市国)でいちばん有名なフレスコ画と言えば、システィーナ礼拝堂のミケランジェロによる『アダムの創造』なのですが、今回の舞台はピサのカンポサント。これがまた歴史的にもめちゃくちゃ面白いので、そちら方面にご興味がある方もどうぞお付き合いくださいませ♪

さて、ともあれピサと言えばこちらの写真をお見せしないわけにはいきませんよね。もはや言うまでもない、こちらがかの有名なピサの斜塔です。ご覧の通り、景気よく傾いております。なぜこのようなことになったのかと言うと、倒れている側(南側)の地盤が柔らかかったためで、何度か是正措置が取られてきましたが、今も3.95度傾いたまま。塔に登ることは可能です(有料)。

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