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子どもの○○のためには教科担任制の方が良いようなきがしています

○○

まずはやっぱり学力であろうか。小学校でも外国語学習が始まっていることは以前に書いた

専門の先生に教えてもらう

英語の学習は、どう考えたって英語を話せる先生に教えてもらった方が良いに決まっている。耳からネイティブな英語を聞くことはとっても大事なことだし、教科書も昔と違ってそのような作りになってきている。
他の教科についても同じくだ。国語や算数、理科、社会、高学年になればなるほどより専門的な知識を技能とともに身に付けなければならなくなってきている。
そして、芸術教科と呼ばれる音楽、図画工作、体育、家庭科はより一層専門的だ。
ピアノやギターなどの楽器を一切習ったことがない(演奏できない)先生が音楽の授業を受け持つことがある。これは、本当に悲惨。毎時間CDをかけて、CDに合わせて歌を歌う。生演奏なんてできやしない。これで評価もするわけだ。音楽の技能の評価を音楽を知らない先生がしている。(もちろん知らなくても必死に勉強をして音楽の知識がある先生は存在する。)
家庭科や図工も専門の先生に教えてもらった方が良い。体育など、泳げない先生が教えることもあるのだから、(少し怖いかもしれないが)体育専門の先生が担当する方が子どもには良い影響が多いと予想できる。

クラスが落ち着く

次に、生徒指導の面からはどうであろうか。
実際に現場では“なめられてしまう先生”は存在する。こうなるとそのクラスの授業は大変悲惨なものになる。ごくせんさながら、チョーク飛んで来ることもあるようだ。(この“なめられる”というのは様々な要因がある。その先生自身の問題もあろうが、校長のせいだったり、学年主任のせいだったりすることもある。保護者のせいの場合もある)。
こうした、授業が成立していないクラスでも、教科担任だと様々な先生が教科によってはいることになり、いつも授業が成立しないということが少なくなる。もちろん、その中にはごりごりの生徒指導の先生がおり、そういった先生のおかげで他の授業も成立するようになることもある。

残念ながら、小学校ではこうした教科担任制が用いられてないと、他のクラスの子どもを指導しにくいという雰囲気が根強くあるのだ。子どもも自分のクラスの授業をしていない先生は「知らない先生」という扱いをしてくる。また、担任によっては、自分のクラスの子どもに口を出すなという了見の狭い方もみえるのが事実だ。

人との関わりが増える

最後に、人との関わりが増えるということが良い点だ。
小学校では、ほぼ授業を担任がするため、大人との関わりがあるようで少ない。その先生の色に染まってしまうことが多く、子どもも考え方が似通ってしまうことがある。
教科担任制にすれば、多くの大人と関われるので、子どもも多くの考え方に触れることができる。これは、人間を形成するにあたってとても重要なことだと思える。多くの考え方に触れ、自分の考え方を構築し、自己有用感を形成し自我を形成していく。
これは、小学校高学年からは必要なことだと思える。

もちろん、教科担任制にすることでおこる弊害もあるだろう。低学年においては、担任の先生はずっとそばにいてほしいものだ。
しかし、それを差し引いても、教科担任制にした方が良いメリットが多い。

評価の観点が変わった今こそ、チャンスだと思うんだがなあ。。。

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