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婦人科のおばちゃん

がん検診のため婦人科にいった。
産婦人科もやっている病院なのだが、がらーんとしていた。
最近産婦人科の受付日数を減らしたらしい。

一応東京なのに、子供を産む人が少ないのか。産婦人科はたいへんだから減らしたのか。

誰もいないキッズスペース。他に2.3人しかいない待合室。
「少子化ぁ!」と思った。

しばらくすると大きな声で看護師さんに呼ばれた。
私の名前と、がん検診を受ける旨を大きなはっきりした声で言われてびっくりしつつ、

「最近このがん検診ではがん検診しかみれなくなったのよね、前は全部診察もできたんだけどね」と
公的な検診システムについて苦言を呈していた。

「ぜんぶみてあげたいんだけどね、そのつもりでらいらしたのでしょ?ごめんなさいねえ」

と私の話は聞かずにいっていた。

私は子宮頚がん検診を安く受けられるので来ただけだけれど、おばちゃんのパワーがすばらしくて、圧倒的に女性の味方であることが感じられて嬉しくなった。

婦人科にくるのは嬉しいものじゃない。子宮頚がん検診も嫌なもので、下着を脱いで股を広げて、恥ずかしい思いと痛い思いと怖い思いをする。

ついでにいろいろ検査ができたら良いだろうに、という思いやり。

ありがとおばちゃん。

世の中はいろんな人がいるから、味方になってあげたい人がいるのなら、大きな声で、強めに推すくらいでちょうどいい。

味方なのよー!って私も誰かに伝えたい。
ちびのがきんちょとか、遅刻してノロノロ歩いてる小学生とかに言いたい。

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