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土星蟹座、MC蟹座、ドラゴンヘッド蟹座の友たちへ~私の中の小林くん

夏椿さんの文章はステキなのだ。そして、私はnoteが大好きだ。クリエイター魂がきらりと光るセンスある書き手がたくさんおられる。そして、広告がつかない上、決して母体だけが儲かる仕組みではないところが、素晴らしい。(ぶっちゃけ、有料記事のバック率がミラクルに高い。クリエイターにできるだけ還元したいという愛が伝わるシステム。なんてアクエリアス!)


素晴らしい才能がメジャーになっているとは限らない。たくさんの輝く才能がこっそりとあちこちで光っているこの世界。そんな宝石を見つけると心が躍る一方、あらゆる縦の繋がりや忖度を超えて、イミテーションではない本物たちがもっと表に出てくる真に水平な世界になればいいなと、心から願うのです・・・

夏椿さんのエッセイに登場する「小林くん」は多くの人の中にも存在しているはず。私の記憶の中にも「小林くん」はいる。昭和という時代の片隅で、愛が欲しいと叫んでいたあの子。全身全霊で「僕を見て。私を愛して」と叫んでいた子どもたちがいる。


それは私も同じだった。決して愛されなかったわけじゃない。でも、母に、もっともっと等身大の私を愛してほしかった。私の感情を理解してほしかった。正しさや礼儀や物質的幸せよりも、私の感情に寄り添ってほしかったのだ。


そんな私は土星が蟹座にある。愛すべき蟹座土星持ちの人たちは共通の命題を持って生まれてきている。それは、あなたの感情に寄り添いなさいーーということ。他者の感情に寄り添うことも課題だけど、何よりまず、「あなた自身の感情をあなた自身が認め慈しみ、あなた自身をまるごと抱きしめなさい」ということなのだ。



土星蟹座の方は、親や先生や周囲の人から理不尽な扱いを受けてきたり、感情をひどく傷つけられたというケースがとても多い。それはその相手自身が自分に寄り添い、自分を守ることができなかったから・・・だからこそ、その連鎖を断ち切る役目があるのだと思う。



土星のテーマに対して、私たちは苦手意識を感じる。けれど、土星のテーマ(サイン)を受け入れると、そのテーマの熟練者になれる。感情を無視され、とことん傷つけられるという体験をした人にしかできないことがある。体験したからこそ、人の痛みに寄り添うことができるのだ。敏感に深い部分を察知することができるのだ。



MC蟹座、ドラゴンヘッド蟹座の方も同じ。蟹座というテーマは涙なしには語れないwどの土星も厳しいけれど、蟹座特有の張り裂けんばかりの痛みがついてくる。私は同じ傷に触れる度、目の前の友と共に、過去を追体験する。この世界の片隅で、お母さん、私を抱きしめて!お母さんの愛がほしいよ・・・と叫んでいた小さな私、無数の小林くん・・・みんなの声がこだまする。



蟹座にテーマを持って生まれたきたからには、「小林くんにてんぷらを持たせたお母さん」になれるのだ。正しさや理屈じゃない。ただただ感情に寄り添うことで、我が子のように寄り添うことで、人を癒し、自分を癒し、小さくても温かな光を、この世界の一隅に灯すことができるのだ。



しょっちゅう泣いていた小さな私。その子を私がしっかりと抱きしめた。ある時、抱きしめることができたのだ。だから、今、私は蟹座土星に心からありがとうと思っている。結構、地球人生は感動に満ちている。私はそれでも地球が気にいっているんだもの。今ここを天国にしない限り、どこか他に天国なんてあるわけがないんだもの。



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