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火の太陽に水の土星

時々、拝読している占星術師さんのブログに「わかる~わかりすぎる~」と膝を打つ記事がありました。「自分のマインドが太陽に影響する」
https://ameblo.jp/gekishi4704/entry-12734458106.html


こちらのブログで取り上げられている医師「うつみんこと内海聡さん」は、太陽・水星・金星・海王星・ドラゴンヘッド・ベスタが射手座にあるという「火の男」です。以前は、私も彼の情報発信に触れていましたが、いつからか耐えがたくなってきて、近頃はご無沙汰しています。というのも、正義感・正しさが行き過ぎて、胸がきゅーっと締め付けられるのです。


ユリシスも、太陽・水星・海王星・ドラゴンヘッドが射手座で、彼に負けず劣らずの射手座人間ですので、気持ちがわかります。まるで、かつての自分を見ているようです。


人間害悪説・・・人間はバカ、人間は救いようがないーーと怒りを込めた発言の数々。わかりますよ、そう言いたくなる気持ち。でも、その視点こそ、射手座の陥りがちなワナ、射手座が陥ってはならないところなんです。正義感の押し付け、正しさの押し付け、主観の押し付けです。


射手座は曲がったことが嫌いです。というか、ズルをしたり嘘をつく人が得をするような世の中に最も怒りを感じます。普通の人が弱者として扱われるような世界、人間や命が虐げられている世界が大嫌いです。だから、気持ちはホントわかる。彼のように頭脳明晰な人であれば、なおさらでしょう。


でも、そこだけを見ていたら「転落」します。私がそうでした。どんなに狂った世界でも、その中でお金を稼ぎ、システムに従うしかない場合もあるでしょう。人それぞれの事情や背景があるのです。暴力的で無慈悲な世界に怒っていたはずなのに、正義だけでは「自分自身が」無慈悲で暴力的になってしまうのです。


悪人然りとしている人たちにも様々な苦しみがあります。その「感情」を無視してはならないのです。痛みや悲しみ、弱さという誰もが持っているものに、そっと歩み寄って寄り添い、理解して受容すること。それをスルーしてしまうと、結局は自分を苛めることになります。自分が破滅します。なぜなら、自分の弱さや苦しみを許すことができなくなるからです。自分で自分を忌み嫌い、自分を拒絶することになるのです。


うつみんは土星蟹座です。ユリシスと全く同じです。射手座太陽&蟹座土星、火の太陽に水の土星。火は純粋でまっすぐです。特に、火の最終星座・射手座は「正しさ・正義・理想」のためなら、保身も忖度もしません。それは生来の美点ですが、太陽を自ら壊してしまわないために「水」が必要です。


それは、慈愛・受容・許しです。蟹座土星ーー感情に寄り添うこと、自分と他者は同じ感情を持つ生身の人間であることを理解し、人を許し受け入れ、弱さに寄り添うことを教える土星です。


うつみんさん、どうかあなたの素晴らしい太陽を壊さないでください。正しさの前に人情です。私たちは完璧ではないのです。みんな弱い人間なんです。人間の弱さを認めた時に、私たちは本当に強くなれます。他の土星と同じく、蟹座土星もまた大変に厳しいですが、そこを超えないといけません。同じ課題を持つうつみんを、陰ながら応援しています。

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