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土星の粛清とは

NOTEにダッシュボードという項目があることに気がついた。これはいわゆるアクセス解析。それを見て、アタシは少々驚いた。ぶち抜きで最も閲覧数が多い記事が、土星・冥王星合の威力~神の愛|ユリシス|note だったから。


運命とは何か?命を運ぶ力とは何か?運・不運とは何か?この世界を動かしている見えない法則とは何か?ーー幼い時から、そんなことが知りたくて仕方がなかった。土星や冥王星という天体はそれを解き明かしてくれるのだ。



土星は現実世界の王様である。どんな権力者であっても、土星の影響から逃れることはできない。1ミリたりとも忖度もオマケもないその厳粛な掟に従い、私たちは定期的に土星先生からの粛清を受ける。粛清とは「厳しく取り締まって、不純・不正なものを除き、整え清めること」とある。まさにその通りだと思う。



土星はバランスシートの星だと言われる。その働きは宇宙的年末調整の地球版と言えば、わかりやすいかもしれない。貰い過ぎた分をお返しし、正当な賃金を得ていない分は対価として戻ってくるという仕組み。



土星のバランスシートとは何を基準として働くのか?それは意識と無意識の乖離だと言えるでしょう。土星がカルマとして扱う不純なものとは何か?それは表の自分と裏の自分との矛盾であり、外に向けている行動(物質)と内にある意識(霊性)との分離だと言えます。



法に触れるような犯罪、あらゆる不正、破壊的行動、不倫、いじわるな行為、嫉妬に満ちた行為、誰かを陥れる行為・・・このようなものが基準となっているわけではないのです。実は、土星はそんなことで私たちを裁かないのです。これらは人間が作った善悪に過ぎないのだから。



なぜなら、自ら輝き、自ら矛盾なく存在しているのは、太陽を代表とする恒星たちだけだからです。太陽も恒星も善悪では生きていません。自分の喜びという矛盾のないエネルギーだけを基準としているからです。つまり、土星の粛清とは自作自演です。命としての私たち自身がそれを行っているのです。



土星はバランスシートの星ーーバランスとはゼロ地点のこと。ゼロに戻そうとする働きが土星の粛清であり、作用反作用で矛盾(乖離)が弾き飛ばされる。その結果、それに直面させるべく、私たちの現実がぶっ壊れるという仕組みなのです。



現実が激しくぶっ壊れた時、その損失と痛みが大きい程、私たちは目の前に向き合わざるを得なくなる。ゼロになった現実をどうにかして生きていくしかなくなり、等身大の自分を直視することになる。等身大の自分とは綺麗ごとやスローガンや理想ではない。現実的スキルだけでもない。現実と霊性(意識と無意識)でひとつとなった、包括的な自分、全方向的な全体性としての自分のことなのだ。



土星の粛清による底尽き体験を味わった時の星の影響を、自分なりに解釈して記事にしたものが、最も読んでいただけている記事であるとは嬉しい。体験して学んだことはモノホンである。それは地球の醍醐味である。しかしながら、土星先生からガツンとシバかれるハードコースと先に気がついて粛清を緩和するソフトコースがあることをご提案したい次第デス。(好きな方を選んでね☆全部選んでいいんだぞ。自由なのだ!)



というわけで、ハードコースがお好きな方はこれ以上読む必要はないので、ソフトコースを希望される方だけお読みくださいネ。ソフトコースを行くためには、日々の内観と、自分をありのまま見つめる目を持ち続けることが必要になる。意識と無意識の乖離を見つめていることーーそれだけなのだ。



多かれ少なかれ、意識と無意識は必ず乖離しているもので、この隔たりが大きいとひずみがゼロに戻ろうとする時に莫大な力が発生してしまう。ガツンと破壊的なバランスシート作用が働くのだ。意識と無意識の乖離とは、わかりやすく言うと、身・口・意の分離。やっていること、言っていること、本心(無意識含む)が乖離していることを指す。



この乖離状態は多岐に亘り、多くの人がそれを見過ごしてしまう。極端な話、心底から悪人なら土星は裁かない。「悪」とは人間基準で判断しているものに過ぎず、その人が喜びを持って矛盾なくやっていることは意識の乖離を生まないからだ。土星は一人の人間の中にある嘘と矛盾を嫌う。生身の感情と外に見せているその人の乖離を嫌う。トコトンそこを突いてくる。



例えば、私は占星術の末席にいて、アクエリアスですよ、太陽で生きましょう、水瓶座・天王星の時代ですよーーなどと口にしているわけです。それなのに、私自身が古い魚座時代の価値観で生きていたら、激しい乖離が起こります。口では、自立、横の繋がり、依存や忖度はいらないと言っているのに、山羊座社会の縦構造に寄りかかって企業の傘下に入り、そこから求められるコマーシャリズムや商業主義の上にまんまと乗っかり、アクエリアスや月を伝えていったりしたら、、、いつかドカンと粛清がやってきます。



矛盾とは違和感として現れます。センサーは自分の中の違和感なのです。それをスルーしていくと、やがて激しい乖離が起こるのです。ご自身が全く矛盾を感じていないのなら一切問題ありません。それが乖離のない喜びであれば、問題はないわけです。この矛盾や違和感をなかったことにして、保身と安全と少しばかりの野心のために、自分を殺してきたのが魚座時代なのです。


水瓶座時代とはその恐れを超えて、意識と無意識の統合(物質と霊性の統合)を求めていく時代です。それぞれが個々で立ち、勇気を持って切り開いていく時代です。口で言ってることと、実際にやっていることや肚の中が違うことが、いかに恐ろしいことであるのか、そのことにいつも気がついていることがソフトコースを選択する者に必要なことです。



ユリシスは、私はお金持ちになりたいの!とか、有名になりたいの!賞賛されたいの!と堂々と言う人がむしろ好きです。清々しいです。そこに矛盾がないからです。けれど、本当はそう思っているのに、愛だの霊性だの善だのアクエリアスだの言っていると、どうしようもない強い違和感が生じます。矛盾のない悪人とは共鳴できますが、矛盾だらけの善人とは共鳴できません。存在自体が共鳴できないから、そっと離れるしかなくなります。



アクエリアスの共振共鳴とは、意識の波長のことであり、同じ思想を持っているとか、同じ趣味志向を持っているとか、同じグループに属しているとか、そんなことでは全くありません。そのことにみんな気がついてきています。嘘がつけない時代なのです。ソフトコースを行くためにも、気色の悪い善人にならないためにもw、自分の内側を注意深く見つめていきたいですね。



土星が与える厳粛な裁き、土星の愛のメッセージとは、つまり、あなたは本当の自分を生きているか?今、等身大の自分と向き合っているか?体よく生きるために矛盾をなかったことにしていないか?オンリーワンの地球人生から逃げていないか?ーーそういういうことなのだ。
善悪なんかクソくらえ。アタシはあらゆる搾取の構造や魚座時代的組織が大嫌いだ。さらば、魚座時代。ビバ、アクエリアース☆

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