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量子力学と占星術~ヌーソロジーと星と人類

占星術とは意識の学問です。この世的な吉凶を占ったり、男女の相性を見るーーという用い方は、勿論できますが、それだけではもったいないくらい奥の深いものです。量子力学や数学の分野で、いよいよ解明されている内容と全く同義のものが、占星術にも含まれています。


占星術の基本である「天体・サイン・ハウス」とは、つまり「意識・空間・時間」なのです。水瓶座時代の到来と共に、主体と客体が溶けあうポイントを超えて、私たち人類の意識が飛躍的に進化していくことさえも、太古の昔から、占星術は指し示していたーーということです。



物質世界の中で、物質優先の視点で生きるならば、「天体・サイン・ハウス」は、縦・横・奥行という「物理次元のスペース」を顕わすに留まり、どこまで行っても、その次元を超えることができません。つまり、人類の意識が進化するに従い、占星術の方もその奥義を開示していくのです。



ゆえに、これまでの地の時代においては、現世利益中心、ビジネスチャンス、結婚時期、幸運の在り処、性格診断や相性占いが主流であったのです。(それ以前は違っていたと思います。いいえ、そもそも初めから、占星術とは「意識の学問」であったに違いありません!)



私たちは、この世的な幸せを追い求めます。それは当たり前の人情です。しかし、すべてを生み出している大元は「私たちの意識そのもの」であるならば、どうでしょう?自分が人生の総監督であって、どんなことも自分の意識・意図が生み出していると知っているならば、どうでしょう?



占いで幸せになろうとは思わないはずです。自分の意識の力であらゆる幸せを創造したい!と思うのではないでしょうか?吉凶を超えて「自らの意識の活かし方そのもの」を知りたいと願うはずです。それが描かれているのがホロスコープなのです。


意識進化を阻害する、個々人の意識の凸凹・意識のアンバランスさが見事に示されていて、また、それをバランスさせるための「努力の方向性」が明確に描かれています。
この世には、信じられないくらい素晴らしいものがたくさんあります。それを見つける度に、私の好奇心は無限に拡がります。



観る者と観られる者~主観と客観とはやがて融合するもの、それらはそもそも同一のものであり、意識が大元であるのだ、意識が優先だ、ということを知っている視点で占星術を見る時、三次元物質世界(非常に波動の粗い、一元的で不安定な世界)を遥か超えていくことができます。



それが、トランスサタニアンの世界でもあり、太陽中心(自分の意識中心)のヘリオセントリック占星術の世界でもあります。これは何も占星術だけの専売特許ではなく、あらゆる叡智の学問が同じことを違う切り口で証明しています。


例えば、ホロスコープのハウスとは、意識進化の段階を指し示してもいます。1室・4室・7室・10室は「アンギュラーハウス」と呼ばれ、特に重要なお部屋です。それはなぜでしょうか?


それは、意識(現象でもある)の転換地点だからです。1室(自己)⇔7室(他者)の融合。4室(プライベート・内的世界)⇔10室(社会性・外的世界)の融合。私たちは、自己がそのままで許される世界を生きて、やがて、社会や他者と融合することを学びます。健全に学びが進めば、7室でそれが達成されるわけです。


そして、社会の中で自分を生きながら、主体と客体が一体であることをもっと深く悟るための体験と学びを進めていきます。自分の幸せを望むだけの未成熟な意識では、どこかの段階で人生が破綻します。自分と世界、自己と他者、両方が幸せになるという「方向性」を見つけ、やがて、4室と10室が融合して、さらには入れ替わります。



これを半田広宣さんの「ヌーソロジー」では、<変換人型ゲシュタルト>~空間認識の反転~と表現されています。




(以下、転載)
人間の外面は人間の内面の一部ではなく、全くの異次元と考えるのがヌーソロジー。図1が外在(あるものの世界)とするなら、図2は内在(いるものの世界)と言っていい空間で、決して、3次元空間の一部ではないということ。

 
本当は人間の外面が基盤となって、人間の内面ができあがっているのに、それが引っ繰り返っちゃってるのが今の人間の世界。だから、すべてが無茶苦茶になっている。この転倒を是正して、世界を正常な状態に戻そうぜ、と言ってるわけだね。

 
こうしたリセットは、哲学でいう「現象学的還元」に似てるように思えるけど、実は全く違う。というのも、ヌーソロジーの場合は、いつも言ってるように、人間の外面を複素空間として考えるから、つまり、人間の外面はミクロ世界側へと反転して活動している場所になっているということ。

 
ちなみに、OCOT情報では、このような反転認識の生起のことを「核質の解体」と呼んでいます。核質の解体のあとに生まれてくるのが「無核質」の世界です。核質とは分かりやすく言うなら、物質概念のことで、無核質の世界では、物質概念は存在しなくなります。無核質の世界風景を作っていくのが、変換人型ゲシュタルトです。




今、まさに「変換人型ゲシュタルト」へと変容しつつあるのが、私たち人類です。大切なことは、意識を拡大していくこと。著しく制限された私たちの知覚認識を大幅に拡げていくことです。それは痛みを伴います。私たちの意識のアンバランスさ・個々人の歪みとは「譲れない正しさ・一元主観」として現れるからです。他者や世界に対する許せない!という想い。絶対に自分は悪くないのに、どうしてこんな理不尽な体験をしなければならないのか・・・という憤りと傷。



それを物質次元の視点で捉えると、永遠に「自己の正しさ」という一元世界から抜け出せません。しかし、主体と客体が同一であるという事実を知るに従い、すべては自己(1室)の認知の歪みが生み出す「鏡の世界」であることがわかってきます。或いは、12室(過去)からの継承物です。



私たちは未だ、制限のある世界に住んでいますから、なんでも魔法使いのように物質化することはできません。しかし、意識が球体に近づくほど、現象がそのまま顕れやすくなります。(これは断言できます♡)思うことが即物質化される、意識が即結晶化されます。意識と言ってしまうとややこしくなりますが、要は「素直さ」です。素直さこそが錬金術なのです☆

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