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「障害者法定雇用率2.3%へのモヤモヤ」 今日のゆりりん2021.2.22

「障害者法定雇用率2.3%へのモヤモヤ」
今日のゆりりん2021.2.22

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
1,上野千鶴子・田房永子著「上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!」大和書房 2020
2,大原真樹著「女はすきなことを仕事にする」大和書房 2020
<引用・気になったキーワードなど>
1, 男女雇用機会均等法は、テーラーメイドの法律。紳士服が着られるんだったら、仲間に入っていいよ。ありのままの自分で何が悪いの
2, 「サイズ違い」か「手仕事の味」か
<読んで考えたゆりりんコメント>
一般企業の障害者雇用率が、
令和3年3月1日より
2.3%に上がります。
それに伴い、
精神障害者雇用の促進の意見交換の場があって、
でも違和感があって、
モヤモヤしていたら、
上記のことば「テーラーメイド」に出会い
そうそう!と納得。
当事者本人がどうしたいかというよりも
週20時間という枠ありきで
その枠にはめたいという発想に
モヤモヤしたんだと気付いた。
もちろん週20時間働いたとしても
経済的自立は難しいので
障害年金を下支えに働くことになるだろう。
とはいえ、
首から上の障碍に対して
厳しく理解が乏しい日本で
精神障害者の経済的自立は一層厳しい。
障害者枠での雇用で
サポートが得られなければ働けないと主張して
障害年金が受給できるケースもあるとのこと。
では、
時間が短ければ特別なサポートが
なくても働ける場合はどうなる?
怠けているのだろうか。
特例子会社で雇用するという動きもあるが、
多様な人材を採用し、
イノベーションを起こすという発想からは
外れる。
障害者へ外注するという案もあるが、
外注(派遣も)するデメリットは、
そのノウハウや成果物が
その企業の血肉とならないこと。
決してメリットばかりでもない。
どんな制度も盲点があって
ダメとはいえない活用方法を
悪用する人がいて困っているが、
もっと障害者雇用の助成金や給付金が
柔軟に利用できればいいのにね。
そうしたら
「1時間だけ働きたい。」というニーズと
「1時間だけ働いてくれる人がいない。」という嘆きが
解消されるのに。
後者は、育休明け復帰社員の時短勤務。

精神保健福祉士の福祉の視点
(当事者本人がどうしたいか)と
社会保険労務士の視点
(制度や法律上の権利主張。助成金の活用も含めて)
を私は活かしたい。
最後に、
チームワークを組むのであれば、
様々な視点をもつものが集まらなければ意味がない。
もちろんそれぞれ視点が違うが故に
意見が対立する。
でもそれが、一人の個人を複合的多面的に見て
支援するということではないのか。
本人がどうしたいのかをベースに
全体的に将来的に支援していけば、
支援者同士のエゴを抑えられるのではないか。
誰のための何のための支援なのか。
当事者本人が生き生きと幸せに生きるための支援です。

(特定社会保険労務士 西垣裕里自己紹介)
私は、
労務管理は、
家屋で言うと
基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理は、
危機対応力にもなります。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応が早いです。
私は、
社会保険労務士だけでは
収まらないかもしれませんが、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
目指しています。
ジェンダー不平等を嘆くより、
ジェンダー平等となった職場・家庭・社会を
発信していきます。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
それにより、
全体の生産性は向上し、
優秀な人材も確保できます。
特に頑張っている女性たちに
フォーカスすることによって
働きがいの満足度を上げます。
それは、なによりも
事業理念の実現のためです。
そして、
「自ら生きて、他を活かす」
女性たちひとたちをひとりでも増やしたいからです。

そして、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。

社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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