見出し画像

7RULES(セブンルール)〜1.誰が対象でも、呼び名は「ゆりりん」〜

小学生〜大学生、大学講師の方などを対象に学びの場づくりを行なっているわたし自身の、大切にしているルール。

今までルールとして意識せずにやってきたけれど、場への在り方をアップデートし続けながら、それでも残っている大事なことをここで敢えて言語化してみようと思います。

(やってみよう!となったキッカケはこちらに)
https://note.com/yuririn_okinawa/n/n3eb5dd8ce4c4


RULE1.誰が対象でも、呼び名は「ゆりりん」

7RULESの1つ目は、呼び名の話。
わたしが自分のことを「ゆりりん」と呼んでもらいたい(呼んでもらっている)理由についてです。
最後まで読んだ方は、きっとこれから呼ばれたい名前を考えてしまうはず…!


◆わたしの名前は

ここで簡単な自己紹介。
わたしの名前は「友里(ゆり)」です。両親が付けてくれた名前で、友だちや故郷を大切にする子に育つといいな、という想いを込めたよと聞いています。

名前に使われている「友」という字は、よく「友達」という熟語で使われるため、音読みでも「友情」など「ゆう」という発音が印象に強いらしく、わたしの名前を呼ぶ人も「ゆうり」と読む人が少なくありません。

小学校低学年の頃、名前の呼び間違い(ゆうりと呼ばれること)についてお母さんに相談したことがありました。すると、「読み方は、ゆりでもゆうりでもいいんじゃない?自分で好きな方に決めていいよ〜」と言われ、拍子抜け。名前の読みかたって、そんなテキトーでいいのか!と楽観的なわたしは納得してしまい、それからどっちで呼ばれてもいいや、と気にならなくなりました。

(沖縄の人は、よく二文字の名前を伸ばして発音するため、「ゆーりー」でも「ゆうりー」でも同じに聞こえるのです…笑)


◆呼び名が「ゆりりん」になった

わたしが「ゆりりん」という名前をもらったのは、大学生1年生になってすぐのこと。同じ専攻で仲良くなった友達と初めてのランチで食堂に行った時、お互いに簡単な自己紹介が始まった。

その時に居た5.6名の中にひとり、すっごいなまりの強い女の子が。見た目は金髪に近いし可愛くてギャルっぽいイメージなのに、すっごい田舎臭を感じるアンバランスさが魅力の素敵な宮古島出身の子。その子がわたしの名前を聞いてすぐに、「ゆりりんね、よろしくー!!」と名付けてしまいました。

今までたくさんあだ名を付けられてきたけれど、(小中学生の悪ノリで、ゴリラとかおばーとか呼ばれてましたw)こんな可愛げのある呼ばれかたは初めてで、ひとり心の中で照れまくったのを覚えています。

この日以降に出会った人からは「ゆりりん」と呼ばれることが増え、わたしはどんどん「ゆりりん」になっていきました。そして、ディスカッションやファシリテーションなど「場づくり」に魅了されたのもちょうどこの頃。

だからこそ「ゆりりん」という呼び名には、場づくり人としての在り方が深く染み込んでいます。

画像1


◆名前に染み付いているもの

名前には、いろんなものが染み付いていると感じます。

わたしは、大学というたくさんの人と出会え、学べる環境に飛び込んだと同時に「ゆりりん」という呼び方になりました。新しい関係性づくりや前向きな挑戦のイメージが濃い時期だったこともあり、「ゆり」にはないパワーが湧いてくる感覚があります。

逆に、「ゆり」という名前には、コントロールできない素の部分がたくさん染み込んでいると感じます。こころの奥の奥の真ん中にある、いつもあまり出さない感情や思い出にアクセスできるのは、「ゆり」という幼少期にたくさん呼ばれた名前だけです。

ひとそれぞれ今まで歩んできたことが異なるため、名前に染み付いたものが「不快、恐れ、悲しみ、緊張、失敗」など負のイメージに繋がってしまっていることもあるはずです。

また、社会人になると、毎日の仕事の中で「〇〇課長」や「広報部の〇〇さん」という風に、名前と役割・立場が紐づきまくっているように感じます。それと同時に、他者からの「こんな人に見られている」というイメージに囚われ、知らず知らずのうちに、自分自身にレッテル貼りする状態になってしまうこともあります。


◆呼ばれたい名前の魔法

わたしがつくる学びの場は、「破壊と創造」がキーワード。自分や他者への思い込みに気づき、壊してみることを通して、見えていなかった(見ようとしなかった)自分や他者の新しい一面に気づき、より尊重し合える・信頼し合える関係性へのアップデートを目指します。

そんな時、しょっぱなから負のイメージや、日頃の関係性に紐づいた先入観が染みつきまくっている呼び名だと、いつもの自分を飛び出してチャレンジするのを妨げる場合があるんです。

たかが名前、されど名前。

どんなにすごい社長さんであろうと、めちゃめちゃ偉い教授であろうと、わたしのつくる場においては「ゆりりん」と呼んでもらいます!(断言します!)もちろん、小学生も同じように。

「ゆりりん」は、教える立場の先生ではなく、一緒に楽しみながら考え、その場にいる人同士の魅力や可能性が出てくるような環境をつくる人です。誰とでもフラットで、その場にいる全員の寄り添い役みたいなもの。

説明したって頭でちゃんと理解する(割り切る)のは難しいなぁとわたし自身が感じるからこそ、「呼んで欲しい名前で呼ぶ」をし続けることで体現できるようにしています。

画像2

あなたの、呼んで欲しい名前(フィールドネーム)は何ですか?

まだ無いなぁ…という方は、ぜひ考えてみてください。キャサリンでも、キン肉マンでも、ゴーヤーでもいいです!

あなたが肩書きや立場を手放して、楽しくなれそうな呼び名をぜひ。

サポートしていただくと、やる気が爆発します!(笑)甘いものを食べながら、言語化頑張りますので、応援してもらえると大喜びです✌︎('ω'✌︎ )