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就活に悩む大学3年生の春〜自分に合う企業を見つけるために〜

2021年の4月に連絡をもらってから、あっという間に9ヶ月。
前年度、沖国大のキャリア系授業の外部講師を担っていたことで、こんな相談に乗ることに。授業の中では個別に深く対話する時間はなかったので、私としてはとても嬉しい連絡だった。

こんにちは、お久しぶりです。
〇〇の授業でお世話になった沖縄国際大学3年のよしきです。
就活に関して相談したいことがあって、授業の際に相談のるよ!と言ってくれてたので相談しても宜しいですか!


正直言うと、30名以上いる受講生の中でこれといって印象が残っている学生ではなかったのだけど、こんな連絡をくれたがキッカケで私の「先生じゃない立場での担任」的な関係がはじまる。

ちなみに、その時の私の返答がこちら。

こんばんは!
就活真っ最中なんですね🙌
もちろんです、求めている答えに辿り着くかは分かりませんが、力になれそうなことがあればいつでも相談してください〜!😊

今見たら、「敬語使っとる!!?」ってツッコミ入れたくなる(笑)
文面だけで距離感が遠いの伝わるし、多分この時の私は、よしきの顔が浮かばなかったんだはず。
でもこんな始まりから、1〜2週間に1度話すようになって、私が講師を務める授業の学生サポーターにもなってくれて、私自身の生き方や働き方の壁打ち相手にもなっている。9ヶ月の間にいろんなことを話したり聞いたりしながら、たくさんの気づきをもらっているので、忘れないうちに少しずつ綴っておこうと思います。


良い企業はすぐ見つかる、でも合う企業がわからない

就活の時期になって、何もしないのはよくないと思うから、とりあえず合説に参加したり、インターンに申し込んでみたりしています。でも、結局自己分析が必要な気がして…。
そんな話から始まり、「自己分析」というキーワードが出てきた。

「なぜ自己分析が大事だと思うの?」という問いに対して

合説に参加したり、インターンシップに参加してみて、魅力的な良い企業はけっこう見つけられた。でも、自分のことがわからないので、その企業と自分が合っているのかわからない…。だからもっと自己分析が必要なのではないかなと。

この返答に、私はとっても重要なことに気づかされた。
魅力的な相手を見つけられても、その相手と自分が合わなかったら関係は続かない。ミスマッチしたまま働き続けようとしたら、企業側も働く側にも無理が生じて辛くなる。

みんなが大企業、ビッグネームの給料や福利厚生が良い職場を探しているわけじゃないことは分かっていたけれど、目の前の学生が率直に「良い企業」より「合う企業」を探していたことにハッとさせられた。

就職先を考えるときには、「相手(就職先)と自分がフィットするか?」という問いがとても重要で、特に(3年で辞めようという考えではなく)継続的な付き合いを考えているのであれば尚更、自分との相性を確認しておくことは重要。

「合う企業」を探すためにも「自己分析」が必要だ!とたどり着いた彼の感覚は、現在就活を行う学生の中でもマイノリティではなさそう。その証拠に、さっそく同じく悩んでいた友達をひとり呼んできた。


必要なのは自己分析っていうより、「自己理解」かもしれない

私は大学教授でもなければ、自己分析ツールを活用したセミナー講師でもない。
キャリア支援課の職員でもないし、キャリアコンサルタントの資格があるわけでもない。

ただ、モヤモヤした気持ちや考えを一緒に整理したり、
言語化できなかった感覚を表現できるように一緒に磨いたり、
自分では気に留めなかったことに対して問いを投げかけたりする相手になれる。

そんなことを伝えながら、

・「自己分析」はいろんなツールがすでにあるからそれを活用してもらうとして、分析するための材料になりえるものを一緒に見つけよう
・自分だけで気づけることには限りがあるから、他者の視点を借りて一緒に気づきを広く深くできるといいね。それって「自己理解」だね

ということを話して、今後は「自己理解」を深めることに重きを置きながら、定期的に話す時間を持つことに決定。9ヶ月たった今でも継続中。
自分のことを語る言葉も増えているし、他者へ自分の感情や考えを伝えることに抵抗がなくなってることが変化・成長だなと感じる。

自己理解は一生続けられること。
これからも、私は先生でない立場での関わり方ができるといいな。
いつでもノンジャッジで、生きることや働くことについて話せる相手と認識してくれたら嬉しいです。

(よしきとの気づき&私の気持ちメモでした〜)


サポートしていただくと、やる気が爆発します!(笑)甘いものを食べながら、言語化頑張りますので、応援してもらえると大喜びです✌︎('ω'✌︎ )