山頂へと続く点灯の謎、宝ヶ池にある焼肉屋さん「プルコギ」。

朝10時過ぎ。富太郎と家を出て、ケーブル八瀬駅までてくてく歩いた。
ただ思い立ってなんとなく歩いた訳ではなく、一応理由はある。家や散歩道から見えている風景の中で、いつも気になっているものがあった。

目の前に広がるある山の中央に、山頂へと続く灯りが見えていた。それが何の道の灯りなのか、その正体を知りたかったのだ。

しかし、実際「灯り」を目指して歩いてみると、昼間だったせいもありいまいちその正体は分からなかった。　
ともあれ歩いて八瀬まで歩いて行けることがわかったし、ちょっとした観光気分も味わえてたし、「今度は寺社も参拝したいねー」なんて話しながら、特に立ち寄ることなく帰ることに。

帰り道、家の近くの道路沿いで偶然焼肉屋さんを発見した。一見ホームセンターの敷地内にあるような、不思議な立地なのが少し気になったが、古くからありそうな佇まい。
時間も丁度お昼頃だったので、2人で嬉しくなり入店することに。
昭和の雰囲気漂うレトロな店内は、古い建物ながらも綺麗にされていて居心地が良い。使われていない暖炉や昔ながらの木製の薄そうな壁、クロスのサーベルなどが飾られている。昔は洋食屋さんだったのかな？と思わせる雰囲気の店内だった。

客層は家族連れが多く、掘りごたつのテーブルで賑わっていた。
私たちは店内の奥の静かな席に通された。

お肉とユッケジャンスープを注文した。
お肉も料理も美味しいし、おまけにセルフサービスでアイスや、ブルボンのお菓子、インスタントコーヒーもついて、食後もゆったりと楽しめた。

決して高くはないけど、至れり尽くせりってこういうことなんじゃないかと思った。

ここ、落ち着くなあ。

富太郎と2人でニコニコといい気分になった。
店員さんの接客も程よくて、ぜひまた行きたいお店である。