見出し画像

今日を集める_2024.6.18

海まで走った。帰り道、多分カラスが死んでいた。はっきり見ないようにしたから黒い布のようにも見えたけれど、カラスだったと思う。その後、小さな黒猫が歩いているところを2匹、連続で見かけた。

以前、目が悪かった時のことを書いた。コンタクトデビューしたら、それはそれで虚しい気持ちになったと書いたのだけど、実際に世界がクリアに見えるようになったことで、生き物の死骸を見てショックを受ける機会が増えた。今まではぼんやりしたものが見えていただけだったのが、詳細に見えるようになったため、強いストレスがかかるようになった。道を歩いている時にいつ遭遇するかわからないから、できるだけキョロキョロしないようにして、目の前の最低限の狭い範囲だけを見るように意識するようになった。特に自然の多い場所や、交通量の多い場所では気が抜けない。今も、道路に葉っぱが集まって落ちていたり、手袋が落ちているだけでも何かの死骸かと思っていちいちストレスを感じてしまう。まぁこれはしょうがない。

それから、傷を負った人や深い傷跡が残る人を見た時に、ショックを受ける機会も増えた。外見で判断したくないけれど、胃のあたりが締め付けられるような、息苦しい感覚に陥る。見えなくて辛かったのに、見えたら見えたでまた別の辛さがある。感受性が豊かだと羨ましがる人もいるけれど、ちょっとした時にそれらの記憶が頭を占領し、フラッシュバックに苦しむこともある。

さらに驚いたのは、人間の顔がとても複雑だということ。人間にはこんなにも色々な表情があるのかと知って、その情報量の多さにショックを受けた。極端に言えば、喜怒哀楽の4種類しかないと思っていたのに、実際にはもっと複雑なバリエーションがあることに気づいた。ニキビやそばかす、毛穴などは自分にしかないものだと思っていたから(至近距離で見ないと自分の肌の状態も把握できないほど目が悪かった)、他の人にも存在していることがショックだった。私だけが醜いと本気で思っていたので、みんながそんなにきれいじゃないことが、悲しかった。もしかしたら世界は私が思っているより汚いもので溢れているのかもしれない。そう思ってしまうのが怖かったし、虚しくなった。

帰宅。今朝は本当に走るのが辛かった。体力的な問題じゃなく、とにかく考え事をし過ぎて疲れてしまった。家に帰るまでが長く感じて、帰ってからもしばらく階段に座り込んで動けなかった。走るのも、書くのも、スッキリするものじゃないのかな。全然楽にならない。

堀江さんの有料メルマガが特別に無料で読めることを恋人が教えてくれたので、読んでみることにした。正直、今のテンションで読んだら情報量の多さにグッタリしてしまいそうで、あまり気が乗らなかった。だけど、実際はそんなことはなかった。堀江さんがピックアップするニュースとそれに対する感想、その潔い切り口がとても気持ちよく感じられた。有料メルマガを購読している方からの質問に答えるQ&Aを読んで、元気をもらった。自分の意見をしっかり持っていいんだ、と当たり前のことを改めて思った。堀江さんの回答はほとんどが短いけれど、なるほどと思えるものが多くて面白かったし、質問の仕方で相手の性格や人間性が垣間見えるように感じられて、興味深かった。

この記事が参加している募集

#今日の振り返り

23,482件

よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートは表現や創作における活動費、にゃーたちのおやつに使わせていただきます!