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既に公開してるホームページを直接編集するの怖すぎん? そうだ開発環境を作ろう。

インターネット文明開化度が平安時代くらいで止まっている弊社にも、ホームページはある。

社長自らがワードプレスで立ち上げたというそれは、有料のテンプレートやプラグインなども用いて結構リッチな見た目に仕上がっており、パッと見たお客様が信頼感を抱いてくれそうなくらいにはちゃんとしている。


山中「ところで、今後webマーケの施策とか打っていくなら、私もホームページの編集をすることになるんですよね。社長、今まで複数人で共同編集する時はどうやってたんですか?」

社長「ずっと僕が一人でやってきたから、考えたことなかったなあ。普通にインターネットに接続して、直接ホームページの内容を書き換えて反映してたよ」


……同じ方法での運営を複数人でやっていこうっていうのですか。

怖すぎませんか。

起こりうるアイエエエ! な事態

最終的にGOサインを出す人間以外が本番環境に直接手を出すということは、以下に挙げるような事案が発生するリスクがとてつもなく高い。

・消す予定じゃなかったページを消し飛ばしちゃいました

・まだ社外秘になってる製品情報をフライングで載せちゃいました

・修正前の情報を載せてしまい虚偽の説明になってしまいました

etc...

恐ろしすぎてゲロ吐きそう。

こういう事態を避けるためにも、インターネット上に公開するものを複数人で編集する際には、ローカルに開発環境を構築することが必須であると考えた。

そのため急遽、同居人であるエンジニアの彼氏(週5フルリモート勤務)への助言を要請した上で、私も1日限定でリモートワークをしつつ開発環境構築に着手する運びとなったのである。

開発環境を構築する、とは?

自分のパソコン内部で開発をする環境のことを「ローカル環境」、開発する環境を用意することを「環境構築」という。

インターネット上ではなく自分のパソコンの中でホームページを作ることで、先述したような「いきなりヤベー情報世の中に出しちゃいちゃいました」事件を未然に防げるほか、自分のパソコンさえあればインターネット接続がなくても製作を進められるようになる。

図解すると、以下の赤枠内部が「開発環境」と呼ばれるような範囲となる。


イラスト30


Wordpressの開発環境を「Local」で構築していく

こちらのサイトを参考にしつつ、まずはwordpressの開発環境を作っていくことにした。

「Local」は、WordPressに必要な動作環境(PHP、Webサーバー、データベース)と、WordPress本体のインストールを一気にできる優れたツールである。

初心者でも簡単に構築できると評判で、「Wordpress 開発環境 構築」でググるとほとんどLocalに関する話題となっていたため、導入することにした。

FTPソフトは「CyberDuck」君に決めた!

Localで開発環境を構築しても、それで万事が解決するわけではない。

本体である、既に世の中に公開されているホームページのデータがあるサーバーからデータをダウンロードしてきた上で、そのデータに変更を加えるための設備がLocalであるという話に過ぎないのだ。

では、Localで変更を加えたデータを元のサーバーにアップロードし直したり、そもそもサーバーからデータをダウンロードしてきたりするためにはどうすれば良いのか?

その時に活躍するのがFTPソフト(ファイル転送プロトコル)である。

FTPソフトを用いることで、サーバーからファイルをダウンロードすることも、サーバーにファイルをアップロードすることも両方可能となる。

有名どころだとFileZillaとかTransmitなどもあるのだが、今回は「無料でMac対応してるやつ」というざっくりとした要件で探している中で、虚無をたたえたアヒルちゃんの眼差しにどうにも惹かれてしまい「CyberDuck」を導入することにした。

実際にファイル更新できるかの検証はまた後日

LocalとCyberDuck、2つのセットアップが済んだことで、「いきなり! 本番環境改変」みたいなイベントに突入するのを避けるための準備は整った。明日以降、実際にファイルのダウンロード・更新・アップロードができるのかの検証を行なっていこうと思う。

……

アルバイトさんでいいから、エンジニアさん雇ってくれないかな弊社……。

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