東日本車旅 茨城~山形~岩手~青森 1
今年、茨城空港へ来たのはこれで3回目。
一回目
二回目
今回は茨城空港に長期駐車している車が車検のため、地元に持って帰らなくちゃならないという素敵なミッション付き。
7月6日
茨城県鹿嶋市:カシマサッカースタジアム
一応これでもサッカーチームのサポーターなんてやってますから、主目的は
我がチームの応援ですけど…でしたけど…ええ。
試合の感想はこちら。
よりによって我が軍との試合にサントリーデーとかぶつけてくんなふざけんなってことで。
会場では当然ビールなど飲まず、試合後に飲むつもりでいた。
神宮駅界隈なら何かあるかなと期待して降りたらそこは…見事に店など何もない。しかも暗い。タクシーすらいない。
えっ?人口17,000人弱の我が市だって、駅前に一軒だけだけど飲食店あるよ。
一応、終電までタクシーもいるよ。ちなみに終電は23:32だ。
鹿嶋市ってうちの町より大きいはずだけど…ローカル鉄道駅だからなの?いやいや一応駅前なんだし…。でも何度周りを見ても店らしきものは何もない。
じゃあ宿まで歩くうちに何かあるんじゃないかと淡ーい期待を抱いて歩くも、それは無惨にも打ち壊され結局コンビニでビールとつまみを買って帰宿。
ただただ蒸し暑い中、体力と体内の水分とミネラルを消耗しただけだった。
もし来年もJ1の舞台で戦えたとしても、カシマに遠征するのはちょっと考えるわ。
7月7日
茨城県大洗町:大洗漁港
素泊まりだったので朝食はどこかで。
大洗に朝早くからやってる海鮮丼の店があるから、と行ってみたらすでに列をなしてる。
待ってまで食べなくてもいいやーということでそこは諦め、漁港のほうへ。
あるじゃないですか!カキ小屋が!しかも焼いてくれるという!
アンコウ汁と好みの串と貝を選んで待つこと20分。
大変おいしゅうございました。ビール飲みたかった…
福島県いわき市:勿来の関
二回目に来た時、奥州三関のひとつ「白河の関」は訪問した。
どうせ山形に行く途中だから寄っていこうと、いわき市へ。
周囲は公園になってて、文学館や体験学習施設などがある。
なんだか思っていたのと違う…
体験学習施設を出て、(展示テーマが興味なかった)文学館を過ぎて少し進むと勿来の関跡があった。
なんでこんなところに関所なんだ?造るなら内陸じゃなくて海沿いじゃないかと相方氏。まあなるほどそれはそうかもしれないなとwiki先生に訊いてみた。
勿来の関
そもそも、これ本当にあったかすら定かではないとか何それ。
ただの歌枕ですかい。しかも一首も知ってる歌がない。
なんか納得いかんなーともやもやしつつも、次へ向かうことにした。
山形県尾花沢市:銀山温泉
常磐自動車道から東北自動車道へ。
途中の安達太良SAで軽くお昼。
何故だかウルトラマンダイナがいた。お子さんと多分そのころ見ていたであろう親御さんに大人気。ついでに私も写真撮影。
山形に入り、そういえばさくらんぼが食べたいねと道の駅に寄ってみる。
さくらんぼが……ない。
スタッフさんに聞くと
「今年は天候のせいで実のなりが良くなかったのと、1週間早く始まったのでもうほぼシーズン終わってしまった」
との事。残念。
それでもちょっと硬い桃と枇杷を購入して銀山温泉を目指す。
銀山温泉は遠かった……。
宿に到着時は雨が強く降っていて、夜の温泉街散策できるだろうかとかなり不安になった。
心配しても仕方ない。なるようになるだろうと気を取り直し、まずは温泉に浸かりさっぱりする。熱めで、肌がすべすべする感じのお湯だった。
夕食後、旅館のバスが温泉街まで連れていってくれるツアーに参加。
バスは温泉街の中には入れないので、手前で降車。坂道をそぞろ歩いていくと目に入って来る温泉街の夜景。
写真の撮り方が下手すぎて、目で見た時のきれいさが全然表されてないの辛い……。
雨上がりの夜空に浮かぶ宿屋の灯りと、ガス燈の柔らかな光。なるほど、千と千尋の物語のモデルと言われるいい風情だった。
バスの運転手さんが、「冬の銀山温泉も風情があっていいですよ、ぜひ冬にもお越しください」
とアナウンスしていたが、さすがに冬はここまで来るのちょっと……。
ロビーに飾られた七夕の短冊にとてもタイムリーなものがあって笑ってしまった。
温泉に来る時に買った桃は、少々硬かったが十分美味しかった。枇杷は残念ながら渋くて酸っぱくて食べられなかった…
7月8日
朝雨の音で起きる。
滝のような大雨。
宿をチェックアウトし、色々回る予定を全てとりやめる。仕方ない。
すると相方氏が
「せっかく本州に来たのだから、竹灯籠に使う竹を買って帰りたい」
と言い出し、登米市にある竹材屋さんに行くことに。
「捨てる部分だからいくらでも持って行っていいよ」
とのお言葉をいただき欲張ってたくさんもらった相方氏。帰ったら誰が竹灯籠を作るんだろうなぁ。私じゃないことは確かだ。がんばれー(棒読み)、しらんけど。
岩手県奥州市:歴史公園えさし藤原の郷
平泉の毛越寺や無量光院跡、柳の御所跡を廻る予定をすべて変更し、現在放送中の「光る君へ」のロケ地でもあるえさし藤原の里へ。
もともとは「炎立つ」の撮影のためら造られたものが、今でもいろいろなドラマや映画のロケに使われている。何より再現された「伽羅御所」を見たかったというのもある。
今回は「お急ぎコース」で園内を回る。
光る君へのロケにも使われた政庁前広場。まひろが五節の舞を舞ったところかーなどど暫し妄想に耽ってニヤニヤ。人いなくてよかった。
園内は思った以上に広くて、じっくり見るには時間が足りなかった。来年東北に来ることがあれば、時間をかけてゆっくり見て廻りたい。
伽羅御所は、室礼は別としても寝殿をはじめ北、東、西の対屋に釣殿と再現されていて、平安貴族文化ヲタク好きにとっては奇声をあげたくなるほどだった。
どこの観光地でも池には鯉がいるが、伽羅御所の池にもうじゃうじゃいた。
人の影を見たら「エサよこせーーーーー」と、大きな口を一斉にパクパクさせるのはちょっとキモチワルイ。だけど優しい私は、100円のエサをまき散らして鯉と戯れてやった。エサがなくなったら「もうお前に用はない」な態度で、すーーーっと離れていくこいつらの潔さはすこし見習ってもいいかな。
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