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映画「夢見る小学校」を見てきました

ちょっと前から気になっていた映画「夢見る小学校」を見てきました。

映画「夢見る小学校」とは?

「楽しくなければ、学校じゃない」がモットーの「きのくに子どもの村学園」。そこでは、宿題はなし、テストもなし、「先生」もいませんでした。
子どもたちでプロジェクトを運営し自らの頭で考える、体験学習を30年前から実践していて、何より子どもたちの顔がいきいきしています。

学校法人「きのくに子どもの村学園」は、
文部科学省の学校教育法に準じた正規の学校法人として、
県知事が認可した私立学校です。
不登校児のためのフリースクールではなく、
高校、大学への進学率も高い普通の学校です。
いきいきと体験学習に夢中な子どもたちがあふれています。
「子どもが主役の自由な学校」に共感した保護者たちが熱く支持して
子どもを通わせています。

映画「夢見る小学校」公式HPより
https://www.dreaming-school.com/

yurinakoの感想

(若干ネタバレあるかもです。これから見るのが楽しみな方は控えてくださいね)

自由だから考える

一番重みを感じたのはこの言葉でした。
「自由だからこそ考える必要性が生まれる。誰かに決められたルールは必要ない。子どもが楽しく過ごせるように、子どもが考えて行動すればよい」というメッセージに感じました。

大人も子供も同じ重みの1票

「毎週開かれる全校集会では、小学1年生も、教師も、学園長も平等にひとり1票です。」公式HPからの1文です。
多くの公立学校では、子どもが話し合って決められることなんてたかが知れているというか、とても限られた部分だけですよね。例えば、お楽しみ会で何をやろうとか、運動会のスローガン何にする?とか。
多くの学校では「子どもに任せていいの!?教員が決める部分でしょ」と思うような議題も、きのくに子どもの村学園では子どもと大人で話し合っていました。しかも、1年生の子も学園長も1票の重みは同じ。同じだけの発言権・決定権があるからこそ、責任を感じるし、真剣に話す必要感になっているんだなと感じました。

発達障害

「学校が枠組みを作ってしまうからそこに入れない子どもが出てしまう。枠組みを子どもに合わせれば発達障害なんて概念はなくなる」というような言葉がありました。
(↑正確ではないです。あいまいですみません。しかもどなたの発言だったかもあいまいです・・・。)
枠組みが作られた中に合う自分を作らなきゃいけないって苦しいですよね。本当に目を向けるのは、枠組みではなくて自分の未来でありたい。

ベクトルの向き

きのくに子どもの村学園の学習は、子どもが考えたプロジェクトの達成に向けて、子どもが計画を立てて、調べて、アポ取りをして、準備して、実践して・・・。そして自分たちで振り返って、改善点を見つけて、さらにいいものにしていく。
その中に各教科の学習内容が散りばめられているような感じでした。
例えば、(映画の内容とは違う例です。イメージです。)
・お店に行って調べるために、地図の見方を調べたり、インタビューの仕方を練習したりする。
・洋服を作るために、ミシンの使い方を調べたり、長さの計算の仕方を学んだりする。
子どもたちのモチベーションはいつもプロジェクトに向いていて、そのために必要なことを学ぶという思考の流れ?ベクトルの向き?がとても好きです。

こんな人も!


・脳科学者の茂木健一郎さん
・尾木ママこと尾木直樹さん
をはじめ、いろいろな方が「きのくに子どもの村学園」について考えを語っていました。
「言いたかったのはそれ!」「もっといろんなところに広めてほしい」と大きくうなずきながら拝見しました。

もっと知りたくなったこと


「これができたらすごいなあ」「めちゃくちゃわかる!」と称賛や共感の反面、
「これは映ってないけどどうなってるの?」「こんな風にうまくいかないこともあるよね?」と深堀りしたくなった部分もありました。

  • カリキュラムはどうやって作っているんだろう?(学習指導要領に記載されている内容で、取りこぼしたものとかないのかな…)

  • プロジェクトがうまく進まないときや飽きちゃったときはどうしているんだろう?

  • 小学1年生にはどんなサポートをしているんだろう?

  • 進学先の学校でギャップが大きいんじゃないかな…。

ますます興味がわいたので、これからも注目していきたいと思っています!



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