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何故「監査・審査」をするのか?

監査も審査もどちらも"Audit"で同じことですが、
審査というのは「第三者監査」のことを指し、
審査員の資格を持つ者が行う、という違いがあります。

その違いは兎も角、何故、監査や審査をするのか?
端的には「決められた通り仕事をしてるかどうか確認する」
ということになるのでしょうが、それは何の目的で?

マネジメントというのは、自分以外の人や組織が、
自分の仕事の代わりをしてくれて初めて成り立つもの、
といような視点で見ています。

社長が会社の方針を決めて、その方針に沿って目標を決めて、
その目標を達成するために必要なルールを決めて…。
そのルール通りやれば目標が達成できる筈…です。

「ルール通りでなくても成果が出ればいいんじゃないか?」
と考える方も居るかもしれませんが、
それでは決めたルールが良いのかどうかわかりません。

そのルールを次も使って良いのか、悪いのか…。
ルール通りに動いてもらわないと、
測ることができません。

昨今、自粛と叫ばれていますけども、
「この程度のパーセンテージにできたらこうなる筈」
として数値目標が出ているのですけども…。

どうしても結果だけを取り上げがちですが、
想定した変化によって、想定した結果が出るか、
というのが、数値目標を決めた人の期待値の筈です。

実際には、8割減ならば…、6割減ならば…、と、
裏側に色々な想定値を持って策を打っていて、
その想定値の有効性は見ているのだと思うのですが…。

現実の組織の中では、利益に直結する話ですので、
「どうあっても達成したい目標」というのがあって、
それをするためのルール…になっている筈です。

そのように考えて行けば、自ずと、
「本当にそのルール通りにやって貰わないと困る」
筈です。そこが「監査」の真の目的かと思うのですが…。

#Audit #審査 #監査 #MS #マネジメントシステム


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