【Instagram攻略】イラスト投稿でいいねをもらうには?【研究】
あなたはInstagramにどういう投稿を載せますか?
映え写真を撮って共有する意味で載せる人や、自撮りで可愛く撮れたから載せる人、はたまた面白動画を撮影してみたりお店のpopを載せて販促活動をする、使ってみた商品を載せてレビューを書き、興味を持ってもらう、なんていうのもあります。
中でもInstagramでよく見るのは映え写真と自撮りだと思います。インスタ映えという言葉が飛び交ったように、Instagramで映える写真、盛れる写真などとって共有することで、「美味しそう」とか「素敵な場所だね」なんて言う意味でいいねを押してもらえる可能性が高いからです。
あとは、ブログ感覚で自撮りをして、その日あったことを書くという使い方もいいねを貰いやすいのでよく見かけます。
ただ、そこまで見かけないのは、イラストを載せている投稿です。もちろんイラストレーターや画家の方が利用しているということもあるので、まったくないということはありません。
ただ、少ないのは事実です。
というのも、ほとんどの人はイラストを描かないと思うので、写真が多くなるのは必然です。
そんな写真が多い中Instagramの中で、イラストの投稿でいいねを貰おうと思うと、普通に投稿したのでは意味がありませんし、いいねももらえません。
じゃあどうすればいいのか。
私なりにInstagramを使って実験をしながら、色々と勉強をしてみたので紹介していきます。
写真の投稿とイラストの投稿の大きな違い
写真を使って投稿したものと、イラストを投稿したものとでは、圧倒的に違う部分があります。
それは文章量です。
写真を使った投稿の多くは、写真と同時に文章量もそれなりに多くなりがちです。
写真の説明をしたり、商品を撮影したなら商品レビューをするのにも文章は必要になります。
その為、Instagramの文章量の上限である2,200文字近くを使って、文章を書かれているものが多いんですよね。
これは、写真だけだとわかりにくいという部分を補うために必要なことで、写真一枚の投稿だけではいいねがもらいにくいからだと思います。
その点、イラストを載せている投稿は、文章量が総じて少ないです。
ごちゃごちゃ書かず、イラストタイトルとちょっとした文字くらいで、あとは拡散のためのハッシュタグだけ。
この違いは面白いと思いませんか?
写真は文章量が多い、対してイラストの場合は少ない。
なぜここまで違うのかというと、イラストは目に飛び込んでくるその一枚で全てを説明しているからです。
文章であえて書かないといけないような情報を一枚の絵で完結させているから、文章を書く必要がないんです。
必要なのは作品タイトルくらい。美術館的に考えると、ちょっとだけ補足とかなにかしらのものが一行書かれていればそれでいいんです。
これが写真の投稿とイラストの投稿の大きな違いでしょう。
イラストの投稿では二行目までが勝負
Instagramの仕様上、文章がタイムライン上で表示されるのは一行または二行目の途中までです。
それ以上は投稿の「続きを読む」という部分をタップして開かないといけません。
これが少し面倒に感じる人もいるかもしれませんが、「画像メイン」というSNSの特徴として、画像を大きく表示したいための方法なので仕方がないでしょう。
つまり、投稿するとき、一行の短文に全てをかけないといけないということにもなります。
イラストと、その下に一行の文字(タイトル)。ここがしっかりとしているとその投稿はいいねがもらいやすい投稿である、となると考えられます。
ハッシュタグの関係上、どうしても続きを読む、という表示は入ることになりますが、イラストの投稿で続きを読むも何もない、っていう状態で投稿すれば、関係ありません。
直感的に「いい」と思ってもらえれば押してくれるので、そこまで人を動かせれば、Instagramへのイラストの投稿においては成功している、と考えてもいいのではないかと思います。
イラスト投稿で文章を多く書くといいねがもらいにくい?
では、イラストの投稿で文章を多く書くとどうなるのでしょうか。
これは私が実際にやってみた肌感覚で言うと、「いいねがあまりつかない」という結果になりました。
もちろん少なからずつくときもありますが、良くても5いいねとかが良いところでした。
対して、文章をかなり減らし、タイトルとちょっとしたことを一行付けたときには倍以上のいいねがもらえました。
もちろんハッシュタグをしっかりとつけての検証です。
自分の描いたイラストの説明を作者本人がするのは本末転倒、と言われることがありますが、Instagramにおいてはこれが大きく当てはまるという結果になったわけです。
写真の投稿で文章を読む、という習慣は多少あるかもしれませんが、Instagramにおいて、文章を読むっていう行動を、人がどこまでするかは怪しい部分がありますよね。
写真をパッと見て、「可愛い」「かっこいい」「素敵な景色」「映えてる」「写真撮るのが上手いなぁ」「美味しそう」といった感情が瞬時にわけば、その瞬間にいいねを押していませんか?
ほとんどの人がこれらのどれかに当てはまった感情を持ったらいいねをしていると思います。
それが、イラストにおいては「好みの絵」というのが加わるだけです。
しかし、写真とはまた違った感情を動かすことになるので、そこに長々と説明が書かれているのは「うるさい」んですよね。
文章を読んでいる間に感情がイラストから逃げてしまうので、結果いいねを押してもらえなかった、ということになるんだということですね。
あとから修正して再度投稿ができる
Twitterに投稿した場合は、あとから修正ができないので、間違って投稿してしまっても取り返しがつきません。
消して再度投稿するっていうのも大変ですし、リプ欄に修正点を書いてもほとんど見られません。
対してInstagramは、あとからどんどん修正することができます。
一旦投稿したものでも、ハッシュタグの見直しや画像の追加等があった時にすぐに対応ができるので、より色んな人に見てもらえるように働きかけることができるんですよね。
イラスト系のハッシュタグで、人気になっているものが新しく出てきたら、それに便乗してはハッシュタグを増やしていくことができます。
この機能は、すごく地味なものですが、それでもイラストを投稿する人にとって見れば非常にありがたい部分です。
やはりテコ入れができるっていうのは、どのプラットフォームにおいても重要な役割を果たしてくれます。
使わない手はないのです。
pixivではダメなのか
イラストや漫画、小説などを投稿するSNSにpixivがあります。
よりイラストに特化したもので、写真の投稿をしている人はほぼいません。
イラストを描かれる人の中ではメジャーで、当たり前に利用しているものだと思いますが、「イラストの投稿ならこれでいいんじゃないか」と考える人もいるかもしれません。
では、一つだけ質問します。
pixivを観覧目的で利用している一般の方って、多いですか?
多いと答える人もいるかもしれませんし、少ないと答える人もいるかもしれません。
私の考え方は、アカウントを作ってまで観覧だけの目的で利用している人はいない、です。
もちろん、観覧だけを目的にpixivを開いている人はいるでしょう。
が、それだけを目的にしてアカウントをわざわざ作る人は、多くないでしょう。
それどころか、ほとんどの人はpixivなんて見ないでしょう。
イラストだけを見たい人の層は少ないと思います。
見ようと思えばGoogle画像検索で簡単に調べれば出てきますので、それを見て満足するっていう人の方が多いんじゃないかと思います。
つまり、色んな人に見てもらいたいならpixivでは不十分なんです。
そこで登場するのが不特定多数の人が利用しているInstagramやTwitterなんです。
Instagramは、写真を投稿する人もたくさん利用していますし、芸能人の利用者も多いので、アカウントを作るハードルがかなり低い。
さらに、検索ページには常に画像が溢れているので気になるものをタップして簡単に見ることができます。
この手軽さでイラストを見てもらうことが、今イラストを描かれる人には大事なことなんじゃないかと思います。
そこまでイラストに興味ない人が見て、単純にいいなって思っていいねボタンを押してくれるということが作品を知ってもらうのにとても大事なことになると思います。
Instagramは平成・令和の「発掘スター誕生」
昭和の時代には「発掘スター誕生」という番組がありました。
番組内で新しいスターを見つけるための公開オーディションを行っていました。
今の時代はこういうのも減ってきていますが(虹プロジェクトとかあるけどね)、それがSNSに移ってきている印象があります。
今テレビで活躍している若手のモデルさん等の中でも、Instagramから発掘されてデビューした、という人が増えてきています。
Instagram自体が事務所や出版社にとっての「スター誕生」になっているんですよね。
狙っていくのは至難の業ですが、地道にやっていくことで何かにスカウトされなくても自分にとっての肥やしにすることはできます。
何かにヒットする、というよりも一人でも多くの人にいいねを貰うように運営していくと、自然といいねを貰うための工夫が身についていきます。
イラストができるまでの制作工程を出している人もいる
イラスト投稿と写真投稿の大きな違いは「できるまで」が出せるかどうかです。
写真投稿の場合、当然ですが、制作工程はないので出せません。
ですが、イラスト投稿の場合、制作工程があるわけです。大ラフ、ラフ、線画、調整、着彩、仕上げと、大まかに分けでも6枚はアップする絵があるわけです。
これを最初に出来上がったイラスト、次に大ラフとか線画とかっていう感じに工程を一回の投稿にしていくことで、それらも含めてコンテンツになります。
イラスト投稿でいいねを貰えるのは、こういう「できるまで」もかかわってきます。
自分の色が出たイラストも受け入れられていいねがもらえる
Twitterでいいねがもらえるイラストを見ていると、大体が大作や、萌えイラストとかのゴリゴリのアニメイラストとかです。
つまりは、アニメ的な可愛さがなければ受け入れてもらえない、写真みたいに見えるすごい絵しかいいねがたくさんつかない、っていう現象が起こるわけです。全部がそうだとは言いませんが。
対して、Instagramのハッシュタグで「イラスト」と検索すると、そのほとんどそういったアニメイラストとは少し離れた位置にあるものが多いです。
それでも数百いいねが付いていたり、シンプルでわかりやすいイラストにいいねがついていたりする傾向があるようです。
大作はどちらかというとハッシュタグ「アート」の方に流れていて、イラストだとそれよりは少し情報量を減らしたものの方が多く見られる傾向にあります。
つまり層が若干違うのと同時に、多様な絵が認められている、ということですね。
また、ハッシュタグでかなり細かく分かれているようなので、見たい絵に合うハッシュタグがどんどん生まれているんだと思います。
これはイラストレーターからしたら一つの闘えるフィールドなんじゃないかと思います。
私のイラストは、2頭身くらいのいわゆるちびキャラです。
アニメイラストとは立ち位置が違います。
私のイラストをTwitterで投稿すると、下手したら2いいねくらいしかもらえません。
しかし、同じイラストをInstagramに載せると、十数いいねとか20いいね以上行くんですよね。Twitterの方がフォロワーは多いのに、です。
TwitterよりもInstagramの方が、年齢層は少し高いのか、もしくは画像メインのSNSだから多様な価値観や絵がそもそも受け入れられるのか。この辺は私もまだよくわからない部分ではありますが、それでも明らかにInstagramの方が反応が良いのは確かです。
さらに上でも書いたように大人が新人を発掘するのに見ているっていうのを考えると、一アカウントを見れば、その人の作品だけをずっと見ることができるので、Twitterよりも利用者が真面目に取り組んでいる、というのもあるんだと思います。
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