ひふみ投信 藤野英人
投資家が「お金」よりも大切にしていること
やたら色々刺さって、本苦手の私が1日で読み終えてしまったので、心に残った名言を紹介したいと思います。
① 真面目=本気、真剣、誠実。「本質とは何か」をしっかり考えること
藤野さんは「成長する真面目な会社に投資」してるそうです。
日本では、「真面目」と聞くと、言われたことを言われた通りやる。ルール・規則を守る。常識をわきまえる。という意味で使われてしまっているけど、これはただの思考停止の人。何も考えてないことと一緒と指摘していました。
その通り!だなぁーって
日本は、現金の保有率が50%以上。アメリカ15%、イギリス・フランス30%と比べると、いかに現金が好きな人種であるかがわかります。良い意味で安定志向?悪くいうと、まさに思考停止。
ちゃんと投資しよって思いました。
②「ブラック企業」を生み出してるのは私たち消費者
最近はエシカル消費文脈でも、「買い物は投票」と言われてますが、それと同じ考えかなと思います。
需要があるからこそ消費が生まれる。消費者が安さを求めすぎて、結果寝ずに働く人ことが必要になってくる。消費者が自分のことしか考えていないからこのようなスパイラルがうまれる。
ちゃんと考えて、消費しないとダメですね。
③日本には不真面目な会社が多すぎる
なんだろう、節々にこの話が出てきたのだが、日本は失われた20年30年とか言ってるけど、実は失われてたのは、TOPIX上位の会社だけなんですって!
TOPIXCore 30の株価は10年間で24%下がったのに対し、東証2部上場の株価のパフォーマンスは10年間で67%もプラスになっているらしい。(ちょっと本のデータが2012年のものだから古いけど)
でも、この時価総額上位の会社が、未来志向で考えてなくて、形骸化した会社の理念を語り、リスクをとらない(変化をしない)=不真面目な態度だから、成長してないだけであって、日本はまだまだいけると思いました。これもちゃんと日本の成長企業を探し出して投資しないと本当に日本が死に向かうと思ったので、ちゃんと思考停止にならず、考えて、良いところに投資しないといけないと思えました。
あと、結構大企業に対して忖度なくディスってるところが痛快でした。
④会社は生き物
これは、私もずっと思ってるところだからすごく共感。
会社について色々書いてあるのですが、一番えーーって思ったのは
「会社」に対してどういうイメージを持っているかという問いに対して、日本人は「つらいところ」「個性が消滅してしまうところ」「駒のようにつかわれるところ」「時間とストレスをお金にかえるところ」と答える割合が多いとのこと。日本人はめっちゃ働くのに仕事のことを好きじゃないというのが、なんか今の日本を表してるようで悲しくなった。こんな風に思う人をなくしていきたいなーって思う。
仕事に人生の大半の時間を使うのに、なぜそのような考え方で毎日やっていけるの????
って思う。でも、正直自分にあった仕事を見つけるのって大変。だから、合わなければ辞めて次の場所で自分にあった仕事を探せば良いのだと思う。私は社会人7年目にしてやっと楽しい仕事に出会えたのだから。
読みながら考えてたこと※個人の見解です
私は会社の理念・社是とかめっちゃ好きなので自分の会社がどうなるべきかをこの本を読みながらずっと考えていた〜
ユーグレナは「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をフィロソフィーとして掲げているのだけど、あえてTo DoではなくBeing(状態)をフィロソフィーにしています。理由は時代によってやるべきことは変わるから!つまり、Sustainability Firstって何もやるべきことを示してないんですよね。
Sustainability Firstに込めた想いは、「未来志向で「誰かを搾取することなく、皆がハッピーな状態になるためにはどのような行動をすべきか」考えて行動し続ける。」ということ。
ということは、会社を構成している社員それぞれが、自分事化して考えて、誰も搾取しない世界を作るために何をすべきか言えるようにならないといけないと思いました。
フィロソフィー+社員それぞれの考えがセットになってこそ、ユーグレナ・フィロソフィーは完成する気がした。
で、ちょっと自分の仕事に当てはめて考えてみると。
ユーグレナがやってる事業そのものは、健康・地球という観点で世の中をよくするために、それこそSDGsという概念ができる前から、社会問題解決の為にやってるって自信を持って言えると思っているし、「ユーグレナの事業が成長すること=社会問題が縮小する」という構図は成り立つと考えている。
ただ、ユーグレナをしない人が多すぎる。私自身転職活動した当初はユーグレナってなんの会社かよくわかってなかったし。知る人ぞ知る。みたいな感じになってるのが、もったいない。
社会問題を縮小する為には、ユーグレナの事業成長が必須。事業成長する為には資金を集めて元出を作らなければならない。資金を集めるには2つ方法があると思ってて、儲けるか、投資を募るか!
で、私の経験的に投資を募る方に貢献していきたい。
そのための業務がIRとサステナビリティだという風に考えてる!
ここでも「投資」って大事だなと改めて思った。資源は有限なんだけど、せっかくなら、事業成長と社会問題解決が比例してる会社に投資することってめっちゃ重要ですね。
長くなったけど、私も未来を明るくできる、いい会社に投資していこうと思えた本でした!
終わりに
鎌倉投信さんの「いい会社訪問」の準備をしていて、鎌倉投信の投資理念に興味を持ったので、投資信託について色々勉強してみようと思い調べてると、ひふみ投信に出会って、ファンドマネージャー藤野英人さんの本「投資家が「お金」よりも大切にしていること」がオススメされてたので読んで見ました!
で、結局一回りして鎌倉投信もいいなと読後思った次第です。
次は鎌倉投信についてもっと調べてみよう。
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