三女ななことシングルルーム
三姉妹のシングルマザー、ゆりこです。
長女りりこのスポーツの大会についてきた三女のお話です。
「ななこもりりこと泊まりたい」
出場予定だった大会へ応援に行きたいという長女りりこ。脳腫瘍の手術後、スポーツを引退することになるかもしれないので、最後になるかもしれないと思い、行くことにしました。
私は発作に備え、選手と同じホテルに泊まることになりました。
「ななこも一緒に泊まる!」
りりこ大好きな三女ななこ。ななこの希望で一緒に行くことにしました。りりこたち選手と同じ行動ができると、行く前からテンションアップです。
シングルルームのみのホテル
選手やスタッフが宿泊するホテルは、シングルルームしかないタイプのホテルでした。全員がシングルルームで、小学生でも同じで、ななこにもシングルルームが与えられました。
私の部屋と隣同士とはいえ、ひとりで大丈夫かな?
全然平気な、ななこのメンタル
聞くと、中高生主体のチームの中にも、1人部屋では怖くて泊まれない子がいるのだとか。
ななこは、1人の選手として、お姉さんとして扱ってもらった嬉しさが勝って、
カードキーも
専用シャワールームも
小さな冷蔵庫も
リモコン操作も
着替えの入った宿泊バッグも
すべてが嬉しくて嬉しくて。
夕食後、私が保護者の皆さんとおしゃべりしている間に、1人で部屋に戻り、眠ってしまったようでした。
「怖い」とか「不安」とかは感じないのかな?(笑)
壁からのノック音
朝6時起床。私が身支度をしていると、隣の部屋から
「コンコンコン」
と壁をノックする音が聞こえました。
「コンコココンコン、コンコン」
と返したり、ノックで少し遊んでいると、本物のドアからノックが聞こえました。
ドアを開けると、もう着替えを済ませたななこが立っていました。
昨日の夜は1人で部屋に戻り、ぐっすり眠った。怖くなかったと、得意げに話してくれました。頼もしく成長したなと思います。
りりこは体調崩す場面もなく
脳腫瘍によるてんかん発作が心配されましたが、試合に出てもいいくらい(?)元気いっぱいに過ごしたりりこでした。
チームメイトとTikTokを撮ったり、グラウンド近くの公園に寄ったり、入院前にいろいろ楽しめました。
試合の最後には、ユニフォーム姿で集合写真の撮影もしていただきました。
成長した、ななこの表情
りりこはチームメイトに手術することも話したようで、みんなから、励ましの言葉をたくさんいただきました。
試合後のチームの集合写真には、最後にななこも仲間入りさせてもらい、もう大満足です。優しいお姉さんたちに囲まれて、ちびっ子選手もいい笑顔です。
りりこが暫くスポーツをお休みする分、ちびっ子ななこに頑張ってもらおうかな😊
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