出演2名と竹本監督と記念撮影n

映画「にしきたショパン」のエグゼクティブプロデューサになった私が応援する理由

私、エグゼクティブプロデューサーとしてエンドロールに掲載していただきました。
実は、映画の撮影現場にも行った事がありません。ただクラウドファンディングで応援したのみです。私、マメにクラファンでの応援はしておりますが、今回は結構、思い切った額。それは、竹本祥乃(よしの)監督への投資でもありました。まあ、プロデューサの肩書をお金(投資)で買ったという事です。ここれだけ聞いたら「金で人の心を操る拝金主義の権化」と思われそうですが、はい。そうかもしれません。でも、映画は作ってからも応援できる事が沢山あると思うので、どんどん応援したいと思っています。

竹本監督シャワークライミングn

竹本監督と会ったのは、2019年の夏。シャワークライミングで六甲山を一緒に登るツアーでご一緒しました。その時は「元気のいい子だなぁ」と思っていたのですが、後にFBで映画を作っているという事で興味を持ちました。なんと、平日は研究技術員として普通に働きながら、塾講師や家庭教師のアルバイトそして、週末や夜に映画製作という3足のワラジ。「好きだから出来る」という彼女の言葉に強さを感じます。この10年で20本の短編映画を作り、国内外の映画祭で賞ももらっているとか。
こんな子が、いるんですよ。しかも同じ関西に。そんな彼女も映像関係の仕事をしている私に興味を持ったようで、1度しかあった事の無いのに、「釜山やラスベガスでの映画祭に招待されたから一緒に行きません?」というお誘いをしてくれました。凄く嬉しかったのだけど、スケジュールが合わず見送ることに。「全然作品に携わっていない私より、本当に映画を一緒に作っている子を誘ってあげたら?」と言うと「若い子は、時間が無い&お金が無いから無理」との事。本当は日本の映画産業の為には、彼らのような現場で頑張ってる若い世代にどんどん映画祭に行ってもらった方が日本の為になると思うのですが。
そんなこんなで、私も映画に協力してまた、映画祭に招待されたいと思ったわけです。そして彼女らが映画の世界で羽ばたくための先行投資です。私たち世代は「作品作りには、口を出さずに金を出す」が喜ばれるのでは?とも思います。

舞台挨拶とパンフ_n


2020.1.25映画「にしきたショパン」Left of Chopin
 完成前0次試写会に行ってまいりました。若い監督らしく新鮮で粗削りな感じも受けますが、とにかく演者の表情が素晴らしくよかった。半年ぐらいの間に、高校生から大人になって、怒り・妬み・不安といった複雑な表情を使い分けている!そしてピアノのシーンも圧巻です。
凛子役 水田汐音さんは、現役の高校生だとか。こんなに可愛いのに、ピアノの腕も凄い。この子は大物になりそうだと思う。本人は「高校生を演じる方が難しかった」との事。いやぁ~すごく純粋無垢な高校生時代も、大人になって悩み揺れ動く凛子も、どちらも素敵だった。
鍵太郎役 中村拳司さん。ピアノを弾く姿が気迫たっぷりだったので、てっきり彼もピアニストだと思いきや、なんとピアノを弾いたことが無く、オーディションを受ける事が決まってから、ピアノの練習をしたのだとか。楽譜に目を走らせる強い眼光がカッコよかったです。また、ボクシングで鍛えているとあって、いい身体してはります。彼の顔つきが、高校時代を演じていた時と、全く違っていて本当に凄い役者さんだと思います。

主演2名n

達磨先生役 泉高弘 さんも、この映画を魅力的なものにするキーマンのお一人。ピアノの達人であるとともに、演技でも良いオーラを出しています。
西宮北口の北西側にある「おでんでん」というおでんと焼鳥がおいしい!ピアノバーのマスターだそう。ぜひ、この「おでんでん」には、行ってみたい。おでんのある、ピアノバーって?と思うけど、ちゃんとこの映画でもロケ地として登場いたします。(下の写真、一番右)

舞台挨拶5名n

そして、なんといっても、この映画の本当のプロデューサ、近藤修平さん。阪神大震災時には、ガス会社社員として復旧作業をされていた時、瓦礫だらけの街でショパンのピアノの音色が聞こえて涙した経験が、この映画作りのスタートとなったそうです。
今は退職されて、喫茶店オーナー、声楽、文筆、ビジネスコンサルタントなど、これまた多方面でご活躍中。これから映画プロデューサーとしても、どんどん若者を引っ張っていって欲しいと思います。

近藤Pとn

映画について、詳しくはこちらを見てください↓


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