『センスは知識からはじまる』水野学さんの本を読んで。
ご存知の方も多いと思いますが、熊本県のキャラクター「くまもん」や宇多田ヒカルさんのCDジャケットなどを手掛けている、クリエイティブディレクターでもあり、good design company代表取締役の水野学さん。その水野さんの本のひとつ、『センスは知識からはじまる』を読ませていただいたので、その感想を書いていきます。
目次
1.本の目次
2.本の伝えたいこと、概要
3.感想
1.本の目次
Prologue センスは生まれついてのものではない
Part1 センスとは何かを定義する
Part2 「センスのよさ」がスキルとして求められている時代
Part3 「センス」とは「知識」からはじまる
Part4 「センス」で仕事を最適化する
Part5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる
Epilogue 「センス」はすでに、あなたの中にある
この本は5つのパートに分かれて書かれています。
2.伝えたいこと、概要
PrologueとEpilogueの言葉から、私はもう心に響いて吸い込まれていったのですが、
よく多くの人は「自分にはセンスがないから向いていない」「センスがないから出来ない、失敗する」と言っているの耳にします。もちろん、私もこの本と出会うまではそう思っていました。
しかし、どうやら「センス」は生まれつき付いているものではないみたいです。「センス」とは特別な人に備わった才能ではなく、さまざまな知識を蓄積することによって、物事を最適化していく、その能力が誰もがそれぞれに等しく持っているものだと言うのです。
そして今、求められているスキル、「センスを磨くために必要な手法」をこの本を通して教えてもらえます!!
3.感想
私は今、デザインを勉強しています。まだ始めたばかりの駆け出しなので、たくさんアドバイスをいただいています。とても勉強になって毎日刺激的です。未知から始めたので、課題が沢山あることは当たり前ですが、
これから自分は上手くなるのかどうかという不安が出てきます。周りの人とも比べて焦ってしまっている自分もいました。
ーーー誰もみたことがない企画を作ることが大事なのではない。誰もみたことがなくても、狙ったターゲット層にちゃんと売れる企画でなければ社会からは求められない。
ーーー世の中がびっくりするような企画を思いついてやろう!という気持ちは捨てた方がいい。自己アピールみたいな野心が企画が浮かばない原因になることもある。
この文章を読んで、ハッとさせられました。ちょっと状況は違いますが、自分が周りに褒められて認められて成功、納得ではなく、身近な人と競い合うとかでもなく、最も大事なのは自分が作っている相手。その時のターゲットです。もちろん、認めてもらうことは大事ですが、そのターゲット層に響くものを作れるように頑張らなくてはと思いました。
そもそもセンスとは何でしょう。。
センスは数字では表せられないものです。たしかにそうです。ひらめきなどが思い浮かびます。上記でも書きましたが、みんなが驚くような企画を作る!作らないと!となる必要はないみたいです。水野さんが仰るには、センスのいいものを作るには「普通」という感覚が大切というのです。
普通とは、物事の良し悪しがわかります。その感覚が大事なのです。その普通の感覚から、じゃあこうした方がいいのではないかと発展していくのです。その発展をさせるために、わたしは、子供のような心を常に持っておくことも大切だと思いました。子供は、いろんなことに興味を持ち、積極的に行動して自ら学んでいきます。そして覚えて身につけていきます。その心は大人になっても必要なことだとこの本を読んで気付かされました。
普通を知り、知識を高めて、センスを磨いていきます。
ロゴ一つ考えるのにも知識がないと、向き不向きも、その背景なども分からず作ってしまい、ターゲットにひびかないデザインになってしまいます。無知というのは本当に怖いですね。知識があれば、いろんなアイディアも生まれてくると思います。
またその知識を得るため、かなりの勇気が必要だと思います。わたしも殻に閉じ籠らず、積極的にどんどん進んでいこうと強く思いました。
単純に自分の感想なので、この本の良さを伝えきれてはいませんが、どんな職業においても言えることが書かれています。色んな方に読んでもらいたい一冊です。
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