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ベルリンの自然 探訪録

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ドイツの首都にしてドイツ1カオスな街と言われるベルリン。街の中に広大で質素な公園が広がったり、少し郊外に出ると森と湖が広がる。 夏は力強く、冬は静かに佇む、どこか質素で無骨な自然…
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2021年1月の記事一覧

太陽満喫陽を浴びるピーポー

太陽とだいぶ遠距離でシカト決め込まれてて、久しぶりに会った気分。胸キュンすら感じる晴れの日。天気の話は退屈だって言うけど、私は昔から晴れが好きすぎて、湿気の多い雨の日は大嫌いだった事もあり、天気はかなり重要である。 郷に入っては郷に従え精神で薄暗いベルリンの冬を迎えるのも2回目。今年は雪が降る日も多くけっこーワクワクして過ごしている。気まぐれに太陽が雲の隙間からチラッと覗く時もあるけど、日照時間も短く、一日中気温もあまり変動がない。ドイツ=哲学のイメージがあるのも大納得な日

茅葺き屋根の駅 肥やしの匂い

今月引っ越しを控える友達が、荷造りを始める前に今の家に遊びに行った。普段徒歩かチャリで移動するが電車に40分も乗っていれば街並みはだいぶ変わってくる。初めて降りる駅、普段見ないドイツっぽい建物が満載でキョロキョロしながら歩く。観光客っぽい挙動は目立つようで犬の散歩をしているおばさんにちらりと見られる。そういえばこの一年弱はベルリンの壁の周辺でさえ観光客がいないもんな〜。 友達の家で荷物を置き、歩いてファームへ向かう。茅葺き屋根の駅まで歩いてファームの入り口を抜けると、煉瓦造

池が凍った土曜日 ベルリンTiergarten散歩

川沿いの土のベチャベチャが寒さで氷に変わり歩きやすくなった。12月中は朝の寒さから土や芝生はたくさんの水分を含み、運動靴の底だけでなく側面まで泥をくっつけて歩く必要があった。極力乾いた地面を探しながら不自然な蛇行をしつつ歩いた12月。とうとう、水分が凍る気温に到達した1月の今日。 川沿いの土はべちゃつく事なく昨日の雪を含んだ部分は固く凍っていた。圧倒的に歩きやすい。つま先で薄い氷を割ろうとつついたが、ランニングシューズでは無理だった。川の鳥たちがたくさんの人にパンくずをもら