仕事のする上で、「いい人であること」は必須?

仕事をする環境が変わると、すでにチームとして稼働しているところに、非一人飛び込むことになる。顔はもちろん、名前も役割も、経歴も、年齢も全くわからないことだらけ。HSPで人見知りの私には怖いことだ。それでも、少しでも仕事を円滑にしようと、笑顔で自己紹介をする。だが、どのチームメンバーの表情も硬く、まるでよみがえるかの如く、個々が名前を言い、「よろしくお願いします」だけの自己紹介。彼らも、状況が分からないまま、メンバーが増えることになって戸惑っているのかな?と思った。

だが、2日経っても、1週間たっても、向こうから話しかける様子はない。自分の自己紹介の時、何かやらかしたのか?それとも、事前に私のあること、 ないこと、情報を聞いて、無視をしているのか?その状態を上司に訴えてみた。「まあ、みんな忙しくて、大変な状態なので、理解してあげて、立ててあげてください」とのこと。私から、質問をしたり、コミュニケーションを取ってみたが、事務的で、よそよそしい対応は一向に変わらない。

確かに、私はこのチームに配属されたばかりで、みんなよりは忙しくない。役割も不明瞭で、はっきりいって「暇」だ。だからといって、理由もわからず、人に不愛想にしていいわけではない。もし、私の態度や噂に関して、他の人が腰が引けているのであれば、それは誤解を解くなり、釈明しないと、仕事がうまく回らない。相手を立てろというが、それはお互い様のはずだが。

円滑なコミュニケーションを取って仕事がしたいという思いを捨てた

仕事をする上で、必要以上にいい人にならなくてもいい。この状況において、相手が私とできうる限り、関わりたくないようなら、そのレベルに合わせればいい。過去を振り返れば、出来るだけ雰囲気よく仕事ができるよう、マネージャーでもないが、体調や仕事の分量などを気にかけたり、いつでも相談やアドバイスができるように、オープンマインドいた。それは、「持ちつ持たれつ」で、私が大変な時は、「助けてくれる?」と言えるようにと思っていた。だが、私の助けが必要な時は、さーっとみんな逃げていった。それでも、私の方が年が上だったり、業務上の経験が幅広いから、仕方がないかもと、自分に言い聞かせたが、それで自分が苦しくなったことは数えきれない。

仕事をする上で、周りの人にいい人であることは求めない。だから、私にもいい人であることは求めないでほしい。でも、もし私の助けが必要な人がいるなら、仮にその人が私に意地悪をしたとしても私は助ける。なぜ?自分の損得で、人を助けないなんてことはありえない。それが「私」だから。

追記:omochi_tsukikoさんのイラストを使わせていただきました。ありがとうございました。

「人生経験の引き出し」がいっぱいあります。何か悩み解決のヒントになる話が提供できるかもしれません。