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ドイツのネオナチがロシアで訓練:レポート

Deutsche Welle(DW) Kristie Pladsonによる6/5/20の記事の翻訳です。(映像リンクあり)

ドイツの過激派右翼がロシアで戦闘訓練を受けていると、ドイツのニュース誌が報じている。当局は、彼らの行く手を阻むことはできないとしている。

ドイツのニュース誌『フォーカス』が金曜日に報じたところによると、ドイツの右翼過激派がロシアのサンクトペテルブルク市近郊の特別キャンプで準軍事訓練に参加しているとのことだ。

ドイツの極右政党である国民民主党(NPD)の青年部やマイナーな右翼政党「第三の道」のメンバーが訓練を修了したと、ドイツ情報筋の話として報じている。

参加者は、武器や爆薬の使い方の訓練を受けた。また、近接戦闘の訓練も受けたと同誌は伝えている。

訓練生にはスウェーデンやフィンランド国籍の者もいる。参加者は、ウクライナ東部で活動するロシアの民兵に参加するようになる。

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テロ組織による運営

「パルチザン」キャンプは、ロシアの右翼過激派ロシア帝国運動(RIM)の信奉者達によって運営されている。ドイツ情報局は、RIMがサンクトペテルブルクに近い場所に2つのキャンプを構えていると考えている。この組織は、ロシア帝国の復活を目指している。

米国は最近、RIMを世界的なテロリスト集団のリストに追加した。同団体は「欧州の白人至上主義者やネオナチに準軍事的な訓練を提供していた」と米国は述べた。

ロシアは当時、同グループをリストに加えることはテロとの戦いに役立たず、米国は何の詳細も示していないと反論していた。

モスクワは、超右翼のキリスト教正教会ロシア人の運動も過激派とみなしている。しかし、このグループはロシアでは禁止されていない。

ドイツの情報機関は、ドイツから過激派がキャンプに参加していることを承知している。しかし法的な理由から、ロシアへの渡航を禁止することはできない、とフォーカスは報じている。

関係者は、ロシアのプーチン大統領がキャンプの存在を知っていると推測している。

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