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母でも働く人でもある、でもその前に"自分”である

こんにちは、和ピクルスD2C「和もん」の石根です。
弊社SEAMは、東京都が主催する女性起業家支援プログラムのAPTWomen第5期に選出いただきました!パチパチっ

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APT Womenは、起業や経営者としての成長をめざす女性に対して、経営やスケールアップに必要な知識やスキルを提供、起業家同士のつながりや協力者・支援者との連携促進を目的としたプログラムです。海外派遣も含めると約5ヶ月ほど。たくさん大きくなるぞっ

"女性起業家”という紹介は、何かくすぐったくてとてもムズムズするのですが、女性として子育てしながら会社を営む過程では、すごく悩んだし紆余曲折したので、記録がてら残しておきます。


子育てしながら働くことは こんなに "不自由”なのか

私が「女性」を意識せざるを得なかったのは、妊娠した時から。我が子を授かったのはまだ結婚前、当時はなんの心の覚悟も準備もできていませんでした。極度のつわり、不眠、突然の眠気と戦いながらも、当時私は自分の責任で仕事をしていくフリーランスで、這いつくばるように作業。毎日朝起きてまずは嘔吐、なにか食べても嘔吐、栄養不足でふらふらのまま、とにかくPCに向かう。やっと落ち着いて、産休育休がないからとせっせと仕事してたら、臨月に子どもがお腹の中で育たない病気になる。
仕事が趣味な私も、この時は明確に「やめたい...」と心から思いました。

実は弊社SEAMは、私が妊娠9ヶ月のときに設立した会社です。法人化の理由の一つは「しんどい状況でも仕事をすることから逃げないため」だったくらい(苦笑)。


また、同時に感じたのは、子育て領域における社会の固定概念は、こんなにも根強いのか、ということでした。

「こんなに小さいのに保育園に預けて大丈夫?」「母親が側にいてあげないと」「母乳で育てなきやだめよ」
こういう声を何度聞いたでしょう。でもみなさんは良かれと思って言っている。

今でも覚えてる、ちょっと遅くなってしまった保育園の帰り道に、年配の方が私の肩をつかみ、「こんな時間まで赤ちゃんを連れまわして信じられない!子どもに障害がでたらどうするの?!」と怒鳴ったことを。電車の中で数分声を荒らげられるも、誰も見ないふり。

「仕事を頑張ることで私はこの子を不幸にするの?
この時は悔しくて、でも何が正しいのか分からなくて、帰って声を出して泣きました。

すごく極端な心ない発言ですが、こういうことが今でも日常茶飯事で起こっていると思います。

そして私も、「良い母になりたい」「子どもに何でもしてあげたい」という気持ちから、育児本を読み漁り、続きもしないことを実践し、いつのまにか「こうあるべき」「こうしなきゃ」という発言が多くなっていっていました。

子どもに愛を注ぎたい、同時に仕事を100%頑張りたい。それを実現することに社会はあまりにも批判的で、こんなに"不自由”なのかと痛感していました。

そんな"不自由”さの中で悶々と生きている中、「あ、このままじゃだめだ。何かを変えないと」と爆発したタイミングで、あらためて自分と向き合うことに。母親とか仕事する立場とか関係なく、自分自身がどうありたいかを考えました。


人間にはたくさんの顔がある、けど前提に"自分”がある

「私は見えない何かに振り回されているけど、それって何だっけ?」
「自分がどうあれば納得いくんだっけ?」

そうして導きだした私のスタンスは、「迷いながらでも主体的に生きる」でした。

その時のメモには以下のは走り書きが。

”不自由さ”の根源は、私が周囲の声に流されて、受動的になっていたこと。
信頼する人の声を真摯に受け止め、心ない批判的な意見は笑って流す。
迷って悩んだ故に、自分が意思決定しよう。

このスタンスを一貫しよう。そして身近な人に対しても、「主体的に生きる」ことができる環境づくりや配慮や応援をしよう、と決めました。

何に時間を使うか、誰と過ごすか、何をするのか...すべて自分が選んだことなので、一つひとつの時間を大事にして集中する。
あらゆる意思決定を自分主体にすると、物事の見方が変わりました。

この後、徐々に生きやすくなり、子どもや家族やメンバーに対する関わり方も変わってくることに。(詳細は別の機会に)


最近は娘も会話できる一人の女の子(3歳)になり、その日の嬉しかったことや大変なことをお互い発表しあう時間を毎日意識してつくっているんですが、最近は「ママのお漬物、苺が一番いいよ!次は何作るの?!」「ママ頑張って!」と激励を頂くようになりました。。泣ける。。
子どもは親を本当によく見ている。娘の人生は娘のものなので何をしてもいいけど、唯一親として"自分で考えれる人"になってほしい。それをまずは自分で体現したいなと思います。


おかげで、「育児と仕事を両立しなきゃ!」ではなく、「自分らしく、日々の生活に熱狂したい」という方向に変わりました。後者のほうが圧倒的に楽しい。

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私たちにはいろんな顔がある。私は誰かの母であり、家族であり、起業家であり、友人である。
あらゆる関係性を生きる顔の中で、ぶれない自分の一貫性を掲げることは、女性起業家(あえて使う)としての自分をより自由にしてくれる一つの発見でした。


ということで!今年1年は事業も会社も一人の人間としてもと大きく成長し拡大したい。頑張って!やっていきます!

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