9年前の今日を振り返る

確かあの日は、うちの娘のバイトが決まり、
初出勤日のため午後から出かける予定だったと思う。
私もパートがお休みの日で、二人で午後を満喫していた。
そして、あの一回目の揺れがきた。
最近地震が多いと感じていたし、すぐにおさまると思ったら揺れが大きくなったのには正直怖かった。
それからすぐに今まで経験したことがない大きい揺れがきた。
揺れている家のなかで、立っていられず廊下の壁を両手で抑えて必死に耐えた。家の中がぐにゃぐにゃになる感覚。
なかなか揺れが収まらなかった。本当にただ怖かった。
幸いにも家具が倒れたり、食器が倒壊したり、物が散乱することはほとんどなかった。
ドアを開けて外を見ると、他にも不安そうな表情をした近隣住民の方が外に出ていた。街全体がざわついていた。
幸いにも、電気は通じていたので、慌ててテレビをつけた。
画面には信じられない光景が映っていた。
津波発生、工場火災、倒壊した建物、寸断された交通網、
そして大きな余震。
すべてが自分にとって未体験のことだった。

あれから年月が経ち、職も変わり、状況も変わった。
今、私が普通に暮らせていることは本当に素晴らしいことだと思う。
すべての人のために合掌。

I enjoy life when things are happening. I don’t care if it’s good things or bad things. That means you’re alive.