私の時間革命
20年くらい順調なサラリーウーマン人生を歩んできたのに、去年の夏、いきなりミッドライフクライシスにかかってしまった。鬱っぽくなって、3ヶ月かけて自分探しをやった。
さんざん自己分析を繰り返した結果、今まで、自分は家族もいるし、社会的ステータスとか収入とかが重要だと思っていたのだが、実は自由が欲しいのだということに気がついてしまった。
そもそもアメリカに来たのも、年齢や性別で縛りがある日本にいるのがしんどくなって、自由の国というイメージだけで飛び込んできたのだった。
自由と一言で言っても、色んな自由がある。思考や行動の自由は、自分で稼いでいる大人の私は既に持っている。私にとっては、自由とは、時間や場所を他人に指図されないということだ。
他人が指定した時間に、行きたくない場所に行く。
行きたい所に行きたいときに行けない。
これが、私が不自由だと考えている理由なのだった。
例えば、私の周りでは、子供を毎年日本に1ヶ月くらい連れて帰って、祖父母とゆっくり時間を過ごす、というような事をやっている人が多くいるのだが、会社員の私は1ヶ月も続けて休めない。
子供の学校で毎週ボランティアしたくてもできないし、遠足についていきたくても、下の子の遠足についていった次の週にまた休んで上の子の遠足についていく、というような自由はきかない。
それがあまりにも理不尽に思えてきて、その縛りをなくすために行動を起こすことにした。
そのタイミングで、堀江さんの「時間革命」という本と出会った。「他人に時間を奪わせない」という考え方が、今の私にはとてもしっくりくる考え方だった。
そして、「シャバにいるのに自分を牢獄に閉じ込めておく理由が分からない」というくだりに、とっても共鳴してしまった。
そうそう、本当にそう。
誰にも強制されていないのに自分でこの環境にいることを選んでいる。というか、今まではそういう生活が欲しかったからこの結果になっているのだが、何故かいきなり別のライフスタイルが欲しくなってしまった。
キャリアを積んできて、それなりの実績がある会社員としての立場がいらないというのは、他人から見たら贅沢に思われるかも知れない。が、人生のステージがうつっていくにつれ、自分が欲しいものが変わるのも当然といえば当然だと思う。
同じような状況にいる人の参考になるかも知れないので、私が実行中の計画について書いておきます。
1)給与交渉(時給をまず上げる)
2)自由な時間を増やし不快な時間を減らすために、リモートワークを増やす(週1から週2日にしてもらった)
3)空いた時間に副業をして収入を作る ←今ここ
4)副業収入がある程度入るようになったら、本業をパートタイムにする
5)副業収入が本業を上回ったら仕事を辞める
もっとすごいことをやっている人から見たら、取るにたらない変化も知れない。でも、これって、1日16時間働いてた10年まえの私からしたら考えられない思考です。まさに革命。
ついでに、就業時間外にボスからかかってくる電話も、初めて無視してみた。小さな一歩だけど、私にとってはこれも大きな変化。ていうか、どうでもいいことで就業時間外にわざわざ電話かけてくるボスに今まで疑問もってなかった自分が不思議だ。
昔イベントで会ったツイッターの(当時)人事のトップに、「今の時代、どこにいても常にオンじゃないといけないのよ」と言われたのが、意識の深い所に刷り込まれていたらしい。
いやいやいや、今考えたら、ただのセールストークやん。真面目なだけでは人生損する。
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