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恋愛・結婚・金持ちになるよりも確実に幸せになれる方法

片づけです。


今年の1月にこんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」1と2を読みました。

1の方は、かれこれ7〜8年前立ち読みしたことがあります。でもその時は実践するに至りませんでした。

きっかけとなったのはタンスの一番上の、靴下が入ってる引き出しが汚いと気づいたことです。
「この引き出しの10%くらいの面積分の靴下しか私使ってなくね?」


どうせやるなら専門家の指導のもと、全面的に片づけしよう。と思って、記憶にあったこんまりさんの本を買って、撮影の仕事の待機時間に無心で読みました。

その日は朝早くて4時間ちょっとしか寝てなかったのですが、この本が興味深すぎて寝る直前まで全く眠たくならなかったことを覚えてます。
自分にとって本当に大事だったりハマるものに出会うとこういう現象が起きます。
私は普段8時間は寝ないと全力を出せないです。7時間でも足りない。
でもこの、こんまりさんの本を読んだときと、私のプロフィールのトップに載せてる「バニラアイスの醤油がけ」を描いてたときは私の全細胞が目覚めたのか、睡眠時間少なくても全力出せました。
7〜8年前に同じ本を読んだときは細胞が目覚めなかったのですが、私にとってのこんまりさんの本が響くタイミングが今年の1月だったということです。人生はタイミングですね。


まあそれはいいとして


今年の1月に「片づけ祭りのスタート」をして、オフシーズンのトップスを皮切りに、「ときめくかときめかないか」を本に書いてある通りのカテゴリ順に分別、ときめかないものは全捨て。

こんなに楽しい作業はありません。だって自分のときめくものを選んでいくんですよ。楽しくないわけないじゃないですか。片づけは終わったときだけじゃなく過程も楽しい。

45リットルのゴミ袋をいくつ捨てるか数えた結果、31袋でした。ただ、大量の本と家電と粗大ゴミとリサイクルショップに出したものはこれに含まれてないので、手放したものはその倍くらいでしょうか。
「捨てなきゃよかった」と思ったものはひとつもありません。

私の感じたこととしては、一度捨てようかどうしようか迷って保留にしたものは98%くらいの確率で捨てることになる。
あと、「あることすら忘れてた」ものは自分にとって必要ないものだから基本的に手放しても何の問題もありません。

捨てたらもう二度と戻れない。だから人は捨てるのをためらってしまう。とりあえずとっといてしまう。
しかし人でもモノでもお別れをするときに初めて本当の意味でそれと真摯に向き合うことになるんじゃないでしょうか。
誰かを送別するときとか会えなくなってしまう時、その人と自分の今までを振り返りますよね。でも普段はいちいちそんなことしない。

「いてくれて当たり前」と思ってしまうから向き合わない。
「いつかはお別れがきてしまう」ことをわかっている人は人やモノを大事にできる。私はやっと気づきました。

最後のカテゴリは写真と手紙です。
私は以前、手紙は全部保管してるとどっかの記事で書きましたが、最後の方になるとこんまりさんの言う「ときめき感度」が上がっているのか、お互いにとってもはやどうでもいいであろう手紙と、魂のこもった手紙がわかるようになってきました。なので手紙もかなり捨てました。写真や過去の作品も同様です。「これさえあればいい」以外のものを、自分でもびっくりするくらいゴッソリ捨てました。

そうすると自分の家に置いてあるモノたちが、全て自分の支配下になるんです。
自分のものなんだから当たり前じゃないかと思った人は多分部屋が片づいてる人なのでしょうけど、去年までの私はそれは当たり前じゃなくて、放置して長年経過してしまったモノが溢れていたし、家にあるモノ全部を使いこなせてなかったし、「とりあえずとっとくか…」が多過ぎてどちらかというと「モノに支配されてる」状態でした。
だからモノを買うときも、とりあえず安いからとか、人気だからという理由で自分にとって大して必要ないものを買ってしまう。

今は違います。買うときに、これを買う分何を手放すか、どこにしまうかを考えて厳選する。もちろん失敗することもあるけど、ときめかなかったら潔く手放す。

それ以外に片づけをしたことで起きた変化を書いていきます。

★今までに感じたことのない達成感
→ひとつのことをやり遂げ大成功させた経験が自信につながり、来年のさらなる目標へとつなげていく意欲がわいてきます。

★ファッションのレパートリーが増えた
→衣類が整理されたことで、同じような格好を数パターンのルーティンから、無限大の組み合わせを楽しめるようになりました。

★洋服をたたむのが楽しい
→なんで学校でこれを教えてくれないんだというくらい、合理的なたたみ方を覚えました。こんまりさんのYouTubeの方がわかりやすいかも。

★出かける際の準備の時間短縮
→鞄に入れるものは全てまとめて引き出しに入れておく。忘れ物が減り、出かけるときのドタバタがなくなりました。鞄の中が前よりスッキリ。服もどこに何があるか把握しているので着ていくものに迷う時間が減りました。

★部屋が明るく広く綺麗になった
→ビフォアの部屋の様子を動画に収めているのですが、ここでビフォーアフターを公開する度胸のない私をお許しください

★モノをより大事にするようになり、手入れをすることが増えた
→晴れの日は靴を磨きたくなるし、くもりの日は窓掃除をしたくなります。

★これはここに置くとしっくりくる、ここにあるのはなんか違う…とセンスが磨かれてきた

★買い物が前よりも楽しくなった
★インテリアに興味を持つようになった
→ソープフラワー(いい匂いのする造花)を数千円で二つ購入しました。以前の私なら、そんなものに数千円払うくらいなら、ときめかない安い服を買っていたでしょう。

★自然を身近に感じるようになった
→お気に入りのインテリアとして、窓辺2箇所にサンキャッチャーを置きました。
朝起きてまずカーテンを開け、南東の窓辺のサンキャッチャーにおはようを言います。すると晴れた日は虹の粒を部屋の中に散らしてくれます。もうこの時点で今日一日に対するワクワク感というか期待感?気持ちの軽さが以前と全然違う。

お日さまが動くにつれ虹の粒は消え、今度は南西のサンキャッチャーがキラキラと黄色い光を部屋中に散らしてくれます。雲がかげると消え、日がさすと光る。部屋のあかりとは違う生きた自然の光。沈んでいく夕日も好き。日が沈んだら、今度はおニューのキラキラ星カーテンが光る。

夢のような空間です。

寝るときに聴く虫の声。日中の鳥のさえずり。揺れる木の葉。雲の流れ。同じような毎日でも、今日と同じ空は二度とやってこない。一日ごと、サンキャッチャーの散らす光も違う。
流れる雲を自分に写して、今日の私は昨日とも明日とも違う。今ときめいているものが、いずれときめかなくなる、そして新しいときめきに出会う、そしたらこの部屋もまた変わっていく…
そんな無常観を感じます。


寝る前のルーティンとして、部屋を薄暗くしてヒーリング音楽をかけながら脚のマッサージをするのですが、ある晩部屋を眺めながらふと思いました、

私はこのお気に入りの空間で、祖父母からもらったもの、母が私に作ってくれたもの、大好きな芸能人のグッズ、友だちが私のことを想って書いてくれた手紙、お気に入りのぬいぐるみ、みんなに守られている。

今年の1月から今月にかけて、途中休みながらも初志貫徹で片づけ祭りを終わらせた私。
このソープフラワーは、未来の私からの「お疲れ様、よくがんばったね」の祝福の花束なんじゃないだろうか…


そう思うとなんか泣けてきました。


本当に今思うのは、片づけをする前までの人生なんかクソみたいなもんで、私の人生はこれから始まるんだということです。本気でそう思っています。


もしこれを読んでくれたあなたが、片づけしなきゃ、したいと思ってるけど着手できないでいるならば、やってみたら絶対幸せになれるよと言いたいです。
絶対幸せになれる方法なんかあるわけないだろと言われそうですが、損になることは絶対にない。

私はこんまりさんの本で片づけしましたが、別にこんまりさんじゃなくてもいいと思います。

私もみなさんも、今日よりもっと明日がときめきますように。

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