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私がゴミ拾いをする理由

こんにちは、松本です!

2024年10月、今現在私は長野県にいるのですが、南国育ちにはびっくりの寒さで毎日テンションがあがりっぱなしです。

さて、今日は私の趣味の1つ"ゴミ拾い"について話していこうと思います。

あくまで趣味なので、やりたいと思ったときに、気の向くままにやっている感じで、頻繁に拾っているわけではないですが、それでも気づいたらゴミ拾いを始めて4年が経っていました。

ゴミ拾いをしていると、なんでやってるの?と聞かれることが多々あるので今日はその辺も含めてお話しできたらと思います。

まず大前提として、私はポイ捨てが嫌いです。そして、それは周りの友達も同じで、私の周りにはそういうことをする人はいませんでした。

そんなある日、友達の1人と和歌山のとある観光地に行く機会がありました。
地元ながら、なかなか行く機会がなく大人になって初めて行ったその場所は、とても綺麗な景色とは裏腹に、足元に大量のゴミが落ちていました。
だけど、当時の私はそれに対してゴミがあるなぁぐらいにしか思っていませんでした。
だけど、一緒にいた友達は歩きながら当たり前にそのゴミを拾い始め「汚いなぁ」と呟きながら近くのゴミ箱まで持っていきました。

そのとき私はとても反省しました。今まで自分がポイ捨てをしていなかっただけで、どこかの誰かが捨てたゴミは仕方ないと見て見ぬふりをしていたことに。
もちろん汚いものをところ構わず持って帰るわけにも行かないし、目に入った全てのゴミを拾わないといけないなんて思わないですが、落ちているゴミを意識すらしていなかったこと、ましてやそのゴミを拾うという発想は全くなかったことにとても反省したのです。

そして、その出来事があってから街中に落ちているゴミがやけに目に入ってくるようになりました。

それから1年ほど経った頃、世間はコロナに大騒ぎしていました。

その頃、私は社会人2年目を迎えようとしていました。
学生のときとは何もかも違う常識や責任感。考え方の違うたくさんの人と協力しながら仕事を進めていく難しさ。それらと葛藤しつつ、なんとかやってこれたのは休日に楽しみがたくさんあったからでした。
もともとアクティブな私は、休みの日はバドミントンやキックボクシングをしたり、新しくギターを習い始めてみたり、地元の友達と遊んだり。
そしてなにより大好きなお酒を飲むことと邦ロックのライブに行くことを楽しみに、仕事を頑張ってきました。

そんなときコロナが流行り始め、突然休日の楽しみが全て奪われました。お酒を飲んだり、ライブに行くなんて以ての外、人と会うことすら最低限に控えてくださいと言われ、なんのために仕事を頑張っているのか分からなくなりました。お金を稼いでも使う先がない。コロナ禍がいつ終わるのか先が見えない。毎日不安とストレスを抱えながら過ごす日々が続いていました。

そんなある日通勤の途中で道路の端に落ちているゴミが目に入りました。例の1年前の出来事から落ちているゴミを意識するようにはなったけどゴミ拾いは全くしていなかった私は、ふと思いました。

"どうせ暇ならいいことをしよう"

それがゴミ拾いを始めたきっかけです。
と言っても、私も根っからの善人というわけでもないので、いいことをしたらちゃんと褒めて欲しいし、私がゴミを拾っていることをちゃんと知ってほしいと思い、ゴミ拾いをしてその写真と今日のゴミのレポートをSNSに投稿するというところまでがセットでしばらく私の日課になりました。

この通称"ゴミレポ"は思っていた以上に反響があり、周りの友達で一緒にゴミを拾ってくれる人や興味を持ってくれる人が沢山いました。
街は綺麗になるし、私の承認欲求も満たされるし、拾ったあとのなんとも言えない爽快感は想像以上のストレス発散効果がありました。その結果、今も趣味として継続されています。

ゴミ拾いを始めて良かったことはもう一つあって、もともと繊細で落ち込みやすい私ですが、ゴミ拾いを始めてから、なにか辛いことやしんどいことがあっても、"でも私ゴミ拾いしてるし"と思うことでメンタルの安定を保つことができるようになりました。
また、良いことがあっても"ゴミ拾いしたおかげかも"と思うようになりました。

これはただの気持ちの問題で因果関係は実際ないですが、人間思い込みで意外とうまくいったりするもので個人的にはとても良かったと思っています笑

今日はこの辺で終わろうと思いますが、やってみるとハマる要素が沢山あるので皆さんもぜひ一度ゴミ拾いやってみてはどうでしょうか?

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