●●●エ見たよ(ネタバレ注意)

ドラクエの映画見ました。まず小生はドラクエVをクリアしたこともプレイしたこともないです。最低限のドラクエの知識(モンスターとか呪文の簡単なやつ)しかない、映画に詳しいわけでもない「にわか」であることをご了承ください。


またこの記事にはネタバレが多く含まれます。また多少過激な文章になっておりますので、まだ映画を見ていない。俺あの映画結構好きだったよって人は見ないでください。

念のため結構下から本文を書き始めています。読んでいただける方はスクロールをよろしくお願いします。



















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はっきり言って映画として面白くなかった。

しかしここで批評ばかりいっても面白くないので、まず個人的に良かったなと思うところを書いていきます。

<ここが良かった>
・CGやアクション、エフェクトの綺麗さ
・ゲーム画面を取り入れた表現
・リュカ(主人公)の声優をされてる方の演技(佐藤〇さん)
・ビアンカの谷間
・フローラの腰

CGは髪の流れる表現から、剣のきらめき、波打つような衝撃の動きまで丁寧に作られていて見ていてめっちゃ楽しかった。ビアンカやフローラでも言っているが、全員キャラの再現度を超えた生き生きとした表情、演技で楽しめた。戦闘シーンなどかなりエフェクトにも気合いが入っているのが伝わり楽しめた。
また映画冒頭で実際のゲーム画面を取り入れてリュカの幼少期の話をまとめているのは、実際にゲームをした人や普段ゲームをする人からすれば懐かしい感じがして結構面白いと思った。
あともう一回言うとビアンカの谷間すごかった。フローラの腰もすごくよかった。ぶっちゃけ胸揺れてると思ってそこ見ちゃうくらいにはおっぱいすごく質感が良かった。おっぱいが凄かった。ビアンカの谷間マウスパッド欲しいもん。

以上

次、小生的に面白くなかったところをまとめます。

<面白くないなと感じたところ>
・リュカ少年時代が短すぎる
・後々に響くならもっと印象に残るように演出してくれ。忘れる。
・パパスの印象が薄い
・小ネタを入れるのはいいんだけど、ストーリーを圧迫してる
・恋愛面だけでなく、ストーリー全体の伏線不足。もしくは説明不足
・誰視点で語るのか決定してストーリー描写して
・端折りすぎてわからん。2部作ぐらいにしてくれ。
・大概のアイテムの効果とか雑。ドラクエ要素が薄い。
・主要モンスターにせめてパッと見て見わけの付くアイテムつけようや
・悪役のメッセージ性の無さ
・尺が足りないと後で気づいて無理やり変更したのかってレベルで酷いエンディング
・舐めてるのかと言いたいくらい薄っぺらい共感性

一つ一つ言います。順番は前後します。
・リュカの少年時代が短すぎる
これは尺の都合上仕方がないとは思うんですけど、このドラクエVを知らなくても全体のストーリーとしてはリュカを主軸に親子3代に渡る長い旅の話だと思うんです。そこで、物語の軸になるリュカの性格や負けない心を形成したパパスの旅をあまりにも端折りすぎかなと思った。

・パパスの印象が薄い
上の内容に続きますが、物語終盤で子供時代のリュカがパパスの精神を引き継いでいることを明かすんですけども、見てる側としてはあんまりにも印象が薄い。カットのところでパパスの剣の鍛錬をしている描写とか、父親の背中を見る描写が入っていると、その姿を見つめて憧れた感があってまだ共感できたかなって思った。後、そんな風に思ってるなら苦しい時に少しでもパパスのカットを入れるとかしないと、子供とかパパスの存在わすれると思った。

・後々に響くならもっと印象に残るように演出してくれ。忘れる。
これは上で褒めたゲーム画面の表現のことですが、ドラゴンオーブとかフローラの恋愛描写とかゲームの一文だけで終わらせてんじゃないよ。せめて一枚絵でもいいからゲーム画面を再現してくれた方が、CGとのリンクが取れて印象に残るよ。終盤で言葉出してあれか~~~~じゃ忘れるわ。後、リュカの身体的な成長がわかりにくいから、キーイラストでもいいから子供時代のリュカや、フローラ、ビアンカを書いてくれないと再開の感動ないよ。

・小ネタを入れるのはいいんだけど、ストーリーを圧迫してる
ただでさえ元々のストーリーを大概端折ってるせいでストーリーを察していくのに疲れるってのに、所々に笑いの場所を入れられると最初は笑えるけどだんだんきつくなる。尺を使う小ネタをするなら、SEとかそういうところで原作表現した方が私的には面白いと思った。脚本については詳しくないので、あんまりいいません。

・恋愛面だけでなく、ストーリー全体の伏線不足。もしくは説明不足
ゲームとは違って表情や行動の機微で色んな表現が出来るってのに、突然ビアンカがリュカの事好きみたいな描写をぶち込んで察させないで。せめて再開したときとかに手を握ったら少し顔が赤いとか、触り方が優しいとか、すこしかっこいいとこ見て赤くなるとか、主人公をフローラの元へ送り出すときに悔しそうに言わせるとかして?突然好きだったのに諦めましただと、なんかフローラが悪者感でちゃって。
後これは最後のボスの話にもつながるんですけど、この世界がゲームって設定なら、視聴者にだけわかるようにゲームだって表現を入れてほしかった。物を手に入れたらSEがなるとか、薬草を食べたらエフェクトが入るとか、正直ゲームっぽい表現が、敵を倒すと金貨が散らばる程度しかないし、そういう設定にしか見えない。正直あの設定をぶち込まれた時、小生はキレた。なら伏線を仕込めよ。視聴者置いてけぼりだろうがってキレてました。
他のサイトを見る限り、ゲームだって設定に伏線があるってのは確認しています。ミルドラースが複数いるような感じとかね。後で見て、あれが伏線ですかそうですかってはなるけど、展開には一切納得できなかったので認めてない。(個人的意見です)

・誰視点で語るのか決定してストーリー描写して
これはリュカが石になったときの話ですが、石になってサンチョが息子のアルスを見せにきてから、一回もきてないの寂しいなって思ったんだけど、それよりも言いたいのは、その後の展開。リュカ視点なら、時が止まっている間に背景で年の移り変わりを描写して、石から解放されるときに息子の成長した姿を見た方が、過ぎた年を実感できたと思う。さらに、息子の描写をしたいのなら、せめて息子やサンチョが時々様子を見に来るとか剣の鍛錬をする描写があった方が、危険を冒して石化解除の杖を入手して助けたとかならなんか共感できるんだよ。突然に息子っぽいの出てきて、唐突に杖取って、唐突に杖投げたら石化解除ってなんだよ。もうちょっとあるだろって思っちゃった。中途半端な第三者視点だから、キャラ単体の印象が薄い感じだった。

・端折りすぎてわからん。2部作ぐらいにしてくれ。
そのままなので割愛。

・大概のアイテムの効果とか雑。ドラクエ要素が薄い。
上のところの杖もなんだけど、杖の名前すら出てこないものもあるし、やくそうで傷が治るだけじゃなくてすすまで吹っ飛んだ時なんやねんって思った。すすは別に立ち上がった後に払った方がむしろリアリティあるよ。アイテム手に入れる時も多少ドラクエのSE入れるとか、呪文使うときにもSE入れるとかしてくれって思った。ドラクエ要素が設定と呪文とモンスターだけだったよ。原作をもう少しリスペクトしない?ってなった。

・主要モンスターにせめてパッと見て見わけの付くアイテムつけようや
確かにスラリンとかゲレゲレと同種のモンスターは出てこないからいいけど、唐突に出られようがわかんないから。普通にゲームしてる勢からすれば、同種モンスターと混合しちゃったりするし仲間だってわかりやすくするためにしてほしかった。ゲームではしなくても仲間のシステムだからいいけど、いい意味で映画なんだからわかりやすくしてくれた方が特別感あってよかったとおもった。情も湧くよね。

・悪役のメッセージ性の無さ
ゲマは己の目的に向かって一途に向かってるから段々力をましていく悪のボスみたいな感じで面白いと思うんだけど、ミドラース(ウイルス)の存在意義がわからない。ゲームなんて仮想はないなんてお前そんなある意味当たり前の事を今の技術革新の世界の流れに対して言う事じゃないよな?それをいいたいのなら、主人公の行動が現実世界に影響が起きてました。とかそんなんじゃないと大した大義名分じゃないし、時代考えて?って5000回くらい思った。お前ゲームが普及する前の母さんかよ。
面白い映画って悪役が言うことに一理あるとか、悪役にも信念があって行動してそれを貫き通す力があったらいいのに、こいつら最後の10分くらいでポンと出てメッセージ性もなく、ただ世界を壊して終わるのくっそおもしろくない。さらに言えば、「マッピングOFF」って言ったときに世界の色がなくなったんだけど、それなら「テクスチャOFF」じゃね?って友人と話してたよね。そのくせ「コリジョンOFF」はあっててわけわかんなくなった。

・尺が足りないと後で気づいて無理やり変更したのかってレベルで酷いエンディング
その名の通りです。無理やり感が凄い。もう見てもらった方が早いと思う。しかし、ミドラース(ウイルス)の倒すために消えたはずのスラリンが出てくるまではよかったよ。スラリンは消えてなかったんだ!!!ってちょっと感動したんだけど、突然山寺〇一の声で話をはじめて「私はアンチウイルスプログラムだ!!!!」って舐めてんのかって気持ちになったけど、声がいいので一周回って笑いまくりました。アンチウイルスプログラムなら、いっそロボっぽい声にしてほしかった。ぶっちゃけて言うけど、それならアンチウイルスプログラムとかじゃなくて仲間が主人公の思いに答えて復活するくらいの方がありがちだけど共感できたよ。

・舐めてるのかと言いたいくらい薄っぺらい共感性
パパスの件も、サンチョも、アルスも描写が少なすぎて共感できないし、ヒロインの恋愛感情もバックストーリーが無さ過ぎて面白くない。泣かせにきてるところはわかるんだけど、主人公以外のキャラがあんまりにも立ってなくて感動もしないし、茶番感が凄かった。

以上
感想でした。映画館でつまらなくて早く出たいと喚く子供をバックミュージックに見ていましたが、実際小生もわけわかんなさ過ぎて笑いまくってました。でもこの映画を見ることで、他の映画みたら大体面白く感じれると思うので、試しに見て見るといいと思いました。

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