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6月の映画

Filmarksで軽く感想と感情を述べてるだけなので
少しこっちで月に1作品良かったものをあげてみようと思う

6月の映画は「リップヴァンウィンクルの花嫁」
ネタバレ含みの軽い感想

邦画はあんまり観ないしはまらないなと思っていたけどすごく良かった幸せのありかを観た気がする

主人公七海(黒木華)の現実味のある話
黒木華の弱々しさや優しさそういった雰囲気を纏って不条理の渦に飲み込まれてゆく

七海はSNSで出会った人と結婚した
なんだ案外簡単に付き合って結婚できるんだそう感じさせるでもその先は簡単なんかじゃなかった

この前半部分はとても辛かった嫌な気分になる
前半部分の印象はSNSにある
いつも誰かと繋がっているようで本当は繋がっていないそんなところを描いているようだった

中盤に入り七海の自立
真白(Cocco)に出会い打ち解け二人飲み屋で野田洋次郎のピアノでカラオケで歌う豪華で驚いたところ
前半の辛さを和らげるような優しいシーンだったここも好きなところの一つ

後半ここから私が好きなところこの映画の1番のシーン
ウェディングドレスを着てそのままベッドへ横になり
真白の思いを打ち明けるシーン

この世界にはさ、本当は幸せだらけなんだよ
自分には幸せの限界がある。簡単に幸せが手に入ったら自分は壊れてしまうから、お金を払った方が楽

こんな小さな自分に優しさをくれる人たちがいること幸せへの対価を幸せの考え方幸せとは何かを教えてくれる気がした
ここのセリフ全てが幸せの価値のようだった

わたしと一緒に死ねる?

それに答えた七海は前半部分の表情とは違った

私は嬉しく涙した

180分という文字だけで見ると長くて億劫に感じてしまうがそれを感じさせない内容と何より七海と真白の二人の涙はとても綺麗だった

幸せが何か迷ったときに観たい作品だった

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