7月の映画
梅雨が長引きじめじめした7月だったのでぱっと目に入ったポスターの鮮やかな青さに惹かれた
「アデル、ブルーは熱い色」
月に一作品良かった物としてここに書くがこの映画は生涯忘れないだろう
この映画は俗に言うLGBT、レズビアンの話
けれどそれも忘れるほどどこにでもある恋愛映画だった
高校生のアデルは少し捻くれているような抗っているようなその「なんだかなぁ」と腑に落ちない虚無感とか不安とか自分の欲だったりいつもそんな表情をしていた
恋に落ちる相手は美大生のエマ街中で一際目立つ青 それは一目惚れだった目を離すことのできない青
その綺麗さに危うさに私も恋をした気分だった
ベッドシーンは印象的で話題になっていたのも納得
長い長い長いとても長くて生々しくて美しい
光や影の入り方がとても綺麗でした
運命のように出会い情熱的に愛し合い満たされていたはずの身体や心はすれ違い始めて別れてしまう
エマの真っ白の肌青い髪や青い瞳エマの美しさを追って真っ白の砂浜に青い海に飛び込む
また出会った頃に戻れと願っているように
しばらくしてエマに会った
身体だけでもまだまだそう縋り付く
もう愛していない?本当に?
戻れないとわかりながら返ってきた答えで嗚咽混じりに泣いてしまう
その後また会いに展覧会へ足を運ぶ
出会った頃の青いドレスを纏って
フランス映画らしかった芸術的なとこや感情心情全て教えてくれないところとか
だけど表情が色彩が心に染みる作品のようにドラマのように淡い思い出だった
アデルと自分の感情が入り混じる
しばらく青に捉われそうだ
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