ルークと合法的にZoomしたよって話
あー天ぷら食べたい…
今日は試合の話ではありません。前日だけど。天ぷらはあとで拾います。
タイトル通りの話。推し…推しと1対1でzoom…これが決まってからの2週間、私の情緒はちょっとおかしかったです。狂想曲の記録。
合法的って？
違法ってなんだよとかではなくて、単にファンクラブ会員の特典の中に、オンラインインタビューの抽選に応募できる旨が書いてあったのでした。
当たった？！当たったんだよね。私、推し関連の抽選とか投げ込みみたいなもの、応募者がひとりしかいなかった、みたいな時しか当たったことないのでどうせ今回も当たらんだろ、と完全に反射で応募しただけでした。あ、ちなみに会費10万のプラチナと会費1万のゴールド会員のみの特典です。
オンラインインタビューとは
どんなことをするかは会員の募集の頃は掲載されてなかったんですが、毎月1〜3選手の募集があることが分かり
1選手3名まで、チーム指定日時に1対1で15分間のzoomでのオンラインインタビュー
とのこと。
じゅ…じゅうごふん？！？！？！
当たった後に見直しても見間違いではありません。思ったのは
いつもの15倍じゃん…どどどどうする？
でした。私はサイン会や出待ちが許可されていた遠い昔にルーク選手と話したことはありますが、だいたい長く話す人のあとの順番を待っていて引き留めたら迷惑だという気分が募り、ひとこと言って差し入れ渡して写真撮っての巻きに巻いての1分が信条でした。
家族に打ち明ける
うちの中で一番回線が安定しているのは居間でした。指定された時間は1940〜1955。もうバリバリ子供が夕飯食べています。うちには15歳の息子と10歳の娘がいます。
👦「は？ヤバくね？1対1なの！？ママzoomできんの？」
👧「あたしもしつもんする〜」
zoomなんて文明の利器はできねえよ。私は在宅勤務もあるけど、聞きたいことはメールで済む仕事なんだよ。あとzoomする友達がいるわけないんだよ(人間性)。
娘に質問を考えさせながらとりあえずzoomの練習には息子が付き合ってくれるそうで。
オデコがピッカピカ
で、家の1階(私)と2階(息子)で練習したんですけど、降りて来た息子が
👦「マジママのデコ光ってんだけど」
……そうね…夕飯、豚骨ラーメンスープ炊き込みご飯だったもんね……
👧「ほんとピッカピカだったね〜」
娘はおっとりしながら刺してくるプレースタイルをやめろ。
👦「zoomの週、夕飯脂もの抜きね」
えっっ。
私は結構厳し目の育児方針だったんですが、おっ自分に返ってきてる…と思いましたね。
👦「あと化粧はやっぱいるわ」
それは思った。ボロい車でも塗装は必要だよな。
質問、どうする？
質問をたくさん考えておいてくださいね！
と、当選のメールには書いてありました。で、既に6選手が済んでいたので、×3で18人の方が経験しているはずなので、インターネットの海を徘徊したのですが、
体験したと公表してる人がいない。
これ他言無用なの？照れ屋？とにかくないので、傾向と対策が練れません。ただ、質問が足りなくなって気まずい沈黙が流れる…のには精神が耐えられそうになかったので、質問を多めに用意することにしました。
日本語か英語どっちにすんべ
ここが一番問題でした。ルークは英語が母語ですが、日本語もかなり話せます。好きな食べ物は？みたいな質問は日本語で大丈夫です。ただ、そのへんは全部知っているのだ…。
そしてもちろん、ルークには通訳さんがついてくれるのはお知らせいただいていたのですが、私は答えるのが面倒そうな質問をしたかったので、全てお願いすると質問→通訳さん→ルークの返答→通訳さん→私となり、時間がかかるので、質問は全て両方考えました。書き出したら重いおたくだな…ってドン引きしたけど。
↓これ、次のページもびっしり埋まってます。
そんなこと聞きたいんだ…と覗き込んだ息子が引いてましたが、私としても質問を列挙してみたときに、私が知りたいことはああそういうことばかりなんだ…と思いました。
スポーツ選手へのインタビューは経験があります。試合後にはゲームの話を伺うものですが、特集記事なんかはもう少し踏み込んだ話をさせたかった覚えがあります。
チームから質問の内容に関して制約はなかったので(すごいありがたいことですよね)パーソナリティ的なことでも全然いいと思うんですが、私はルークのバスケットについての考え方の切れ端みたいなものを得たいんだな、と思いました。
技術的なことは、プレーそのものに現れます。ただ、マインド…というか、考えていることは態度から予想はできても、確証もなく、現れているのかは分かりません。
ルークは比較的、感情的すぎず、かつ情熱的でもあり冷静でもある選手です。と、油を使わないで作った焼きそば少量と茹でた菜の花を食べながら思うのでした。菜の花美味しいよね。
仕事が終わらねぇっつーんだよ
その日は在宅勤務でした。基本、仕事では1日目と2日目に徹夜に近い作業をして、3日目に出しに行ってます。インタビューの日は真ん中。1晩作業したあとです。しかも夕飯も作らないと。顔面の塗装もあります。1日目の夜は予定の部分しか進みませんでした。つまり仕事の半分くらい。
やればできるじゃん、と思ったのは仕事は朝の7時から再開して仕事を終わらせ、仮眠し、夕飯を作って塗装が19時に完了したときです。この勢いで毎回仕事できんのか。できないな。
1940からいきなり推しがドーン
定刻でスタッフの説明があるのかなぁ、と思ったらいきなり選手単体で出てきます。動揺して回線一回切っちゃったよね。
抜群の美貌で鳴らすエヴァンスルークさん、わかっていましたがzoomでも…すこぶる本日もかっこいいわね…髪は試合仕様になっていないんですけど、観戦ではしないような塗装を施した中年のおばさんのと生命の差を感じます。神様は精密に創る人と雑に創る人と差をつけすぎなんじゃない？！
見惚れている場合ではなくて、話さないと向こうが困ります。画面の向こうのルークはニコニコしてくれていたのでほっとしました。
尊いったらなかったよね。
質問にはある程度答えを予想していたんですが、それよりもずっと、いやほんとに予想の範囲を越える誠実な返答をいただきました。いちいちうっとりする私を見てめっちゃ…めっちゃ笑うなよ…ごめんほんと好きなんだよ…
あの時ほど推しは尊いと思う時間はなかったです。
あ、日本語と英語どっちがいい？と最初に聞いたらどっちでもいいでーすと答えてくるだろうなと思ったのは想定内です。とりあえず英語ですすめて、私が下手くそで上手く伝わらなかったものを訳していただきました。マサさん本当にありがとうございました…！
質問を公開しておきます。どれも本当に真面目にきちんと教えてくれたの。嬉しかったな…
☑︎長いシーズンを戦う上でのモチベーションの保ち方
☑︎ディフェンスをするときに気をつけていること
☑︎バスケで大切だと思っていること
☑︎多言語を使うことについて
☑︎帰化するときにいちばん大変だったこと
☑︎帰化して変わったこと
☑︎ワークアウトについて
ルークは3/16が誕生日なのですが、インタビューはそのあとだったので、直接お誕生日おめでとう、と、日本国籍の取得おめでとう、を言うことができて本当に嬉しかったです。静岡さんありがとう…ありがとうございます…。
昨シーズンはシーズンが終わってしまい、何も言えなかったから。
15分は長いのか短いのか
体感ではあっという間ですけど、精神状態が普通でいられないのでどうなんでしょう。15分ただ眺めるだけでもいいんですけど(それはどうなの)。
とりあえず、直接会うより緊張しましたね。基本、身長差がすごいので(ルークは203センチ、私は159センチです)普段は目が合う距離が遠いんですよね。zoomは平行です。危険…なにあれかっこいい…マスクしてない…そう、してないんです。そりゃそうなんだけどさ。私もしてないし。いやはや…。
娘が考えた質問は回答も載せます。
👧「好きなアベンジャーズのキャラクターは？」
👼🏻「アイアンマンだよ」
でした。
娘もアイアンマンなんだよねー。よかったねー。すごい恥ずかしがっていました。
私はホークアイが好きです。
最後にした質問が、いつか聞きたいとずっと思っていて、いちばん実は聞きたかったことでした。
☑︎来世があるとしたら、何になりたい？
もうね、この答えが本当に最高だったんです。
ずっと大事にします。ありがとうルーク。
今週末の試合は日曜日に行くんですが、それを伝えると待ってまーすって言ってくれて幸せでした。
というわけで、今日の夕飯は天ぷらです。
いっぱい揚げようっと。
あっ、まだ来月以降インタビュー抽選のある選手はいるんですよ！多分あと6選手！今ならファンクラブまだ募集してるから間に合うかもですよ！
2021.03.