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スポーツツーリズムとバスケ

私の趣味はバスケットボールの観戦です。
noteでもバスケットに関しての投稿もしていこうと思います。
今回はnoteらしい書き出しにしました。

スポーツツーリズムとバスケットボール観戦
①推し様
②スポーツツーリズムの概念
③私のスポーツツーリズム

「推し様」

雑に言うならば私は「推し」の選手がいるので、その方の試合を観に行きます。「推すこと」については今後しつこく書くことが予想されるので、簡単に今は以前に書いたこちらだけ貼っておきます。最高の推し様です♡

ただ、これはリーグが中断していた段階で書いたものです。結局、再開はせずに今シーズンは終了してしまいました…。

この試合は、岩手ビッグブルズというチームのホームゲームで、岩手県にて開催されたものでした。復興記念マッチということで、場所は陸前高田。私はアウェイ側のチームに応援している方が帯同して試合に出場しました。

バスケットを観て応援するため居住地から遠くに出かけることは、「遠征」という言葉がよく使われている印象です。ちなみに、私は観戦で訪れた場所で、岩手県は現在最北端。とてもいい旅行になったので、ここに残したいなと思います。

スポーツツーリズムの概念

スポーツを観戦するために旅をすることを、どうやら「スポーツツーリズム 」というらしい、ということを知ったのはいつだったかな…。

私はこの作品が好きなのですが、試合を観るために行くけれども、ゲーム以外の要素も目一杯楽しみたい(この作品ではスタグル=スタジアムグルメに特化)!という、彼女たちの旅がそんな感じだなぁ…と思ったのを覚えています。

現在、スポーツツーリズムで検索すると、サッカーのサポーターの皆さんがよく使っている言葉なのだな、ということを感じました。

また、野球のキャンプ見学と沖縄旅行などを兼ねたものもそう言われているようです。

少し古いですが、観光庁のページがあります。

上記サイト「スポーツ観光」引用

 我が国には豊富なスポーツ資源が存在します。
 まず、「観るスポーツ」ではプロ野球、Jリーグをはじめ高いレベルを誇る競技が数多くあり、多くのファンを魅了しています。
 次に、「するスポーツ」ではランニング、ウォーキング、サイクリングなどが世代を超えて人気を集め、スポーツイベントに集う人々が地域に活力を与えています。
 さらに、地域に密着したスポーツチームの運営、市民ボランティアとしての大会支援、国や地域を挙げての国際競技大会・キャンプ誘致等の「支えるスポーツ」は、国・地域の魅力の効果的発信に寄与しています。
これら魅力あるスポーツ資源を最大限に活用し、異なる地域や国の人々の交流を呼び起こし、国内観光振興及びインバウンド拡大の促進が求められています。

一般的な観るスポーツとしてのスポーツツーリズムは「あくまで観光がメインではなく、メインは試合や練習見学だが、それ以外の要素を付加価値として、旅を楽しむ」傾向にあるように感じます。

以下は私なりのスポーツツーリズム…もとい、遠征の楽しみ方です。あくまで個人の例のひとつですが。

私のスポーツツーリズム

このnoteでは時折、私なりの「観るスポーツ」”バスケ編”のスポーツツーリズムを少しでも書けたらいいな、と思います。

はじめに

私は、観戦回数自体は少ないファンです。ごく平凡な兼業主婦で、子供も小さいため観戦に出かけられる回数はあまりありません。だからこそ、こんなおばさんでもできることを書きたいです。

きっかけ

何故書こうと思ったかというと、他のスポーツに比べ、バスケットボール観戦では「地元のチームのホームゲーム」を観に行くことに注目されていることが多く、遠征の楽しさを伝えてみたいと思ったからです。

行く理由

これは私にとっては至極シンプルです。
「そこに推し選手のバスケットボールがあるから」
ただそれだけです。彼のバスケットは、私にとって何処で観ても満足のいくものである、ということが確定しているので、家族の予定や自分の仕事など、全ての都合がついた日は、それがどんな場所で開催されていようと、行くことにしています。

※シュート練習をしているのが、私が推している選手である、ルーク・エヴァンス選手です。

計画を立てる楽しみ

1人旅の計画はとても私の楽しみのひとつです。乗ったことのない路線に乗り、それを調べるのもワクワクします。
陸前高田までは、新宿から大宮に出て、新幹線で一ノ関まで行き、大船渡線で気仙沼まで出たあと、BRTという気仙沼線を代替するバスに乗って夢アリーナたかたまで行くことにしました。
ちなみに旅行できると確定したのは1週間前。安いものを探す猶予はありませんが、そのあたりはたまの観戦だからこそ目を瞑ります笑。

※大宮駅で買い求めたウニ弁当。大宮と一ノ関でしか販売していないことを知り、必ず朝食に買おうと決めていました。

アクシデントに備える

アクシデントは旅の醍醐味のひとつとして笑って流したいので、逼迫することなく過ごすために考えます。今回は、2/1〜2の土日に2試合を行うという日程だったため、冬である現地の予報が雨もしくは雪。私は稀代の雨女なので、娘のスノーブーツを履き、ホテルはアリーナから徒歩ですぐの場所に確保。2日じゅうに帰宅できるように日曜日の観戦は諦め、土曜の試合を観て新幹線に乗り遅れないよう気をつけながら観光しつつ帰ることにしました。

※2両編成の大船渡線。のどかで爆睡しました。

肝心の試合

とは言っても、最大のメインは試合です。私は「推し様」を応援して4シーズン目になるのですが、いつも決めていることがあります。

勝つことを祈ること
観られる幸運に感謝すること
観戦ルールを守ること

当たり前のようですが、たまの試合観戦だからこそ、心にいつも忘れないようにしています。

※バスケットボール観戦は、臨場感が魅力のひとつです。ベンチ裏最前列(今回は6000円)からの眺めはこんな感じ。ありがたすぎて震えます。

ちなみに、アウェイ側の最前列には私しか座っていませんでした。愛知県のチームなので、岩手は遠いですからね…。当時ホームである岩手さんは首位で、優勝を目指すにはどうしても落とせないのでは、と私はこのとき考えていたので、どうしても足を運びたかったのでした。

価値とは

スポーツツーリズムについては、勝ち負け以外に旅を楽しむことで価値を見出すのでは、と解釈されている記事も拝見しましたが、私の場合はこれもシンプルです。

「推し様のバスケットに価値がある」

試合を観ることができ、その選手がいるだけで行くためにかけた諸々は全てペイされます。つまり、その選手の所属するチームの試合を観るだけで価値が確定しているのです。更に旅の楽しみ、1人の気楽さを得られるのだから、かけがえのない経験となります。

※ありがたい!それしかありません。プレーはもちろん、素晴らしかった。

友との出会い

Twitterをやっていたので、現地のフォロワーさんにお会いして実際会話できるのも楽しみのひとつです。

※銘菓をいただいてしまいました。ありがとうございます。持ち帰ったら子供たちが絶賛して食べてしまいました。

宿泊と美味しいもの

宿には泊まらず、夜行バスで往復する旅も経験しましたが、今回は土曜発の夜行バスには間に合わなさそうなので無理をせず宿泊。バスケ観戦の旨を伝えたところ、チェックインの時間をアリーナ開場前に早めてくださり、とても親切にしていただきました。夕食と朝食もホテルで食べました。決して高いコースではなかったのですが、地元のものを用意してくださり、とても美味しかったです。

※サービスの地酒。私はアルコールに弱いので、ほんの少しいただきました。

※夕食は確定した後にお願いしたのですが、きちんとしたものを用意してくださり嬉しかった。

※ご飯は「たかたのゆめ」という地元のブランド米。ぶどうジュースも陸前高田のものでした。

陸路で7時間かかるので、観光地に立ち寄れるほどの時間はないのですが、食べる楽しみは満喫しました。

※震災から復興したお醤油屋さんのお醤油を使った「醤油キャラメルソースワッフル」。あまじょっぱくて印象に残っています。

※お土産はもちろん「かもめの玉子」。色々なフレーバーがあることを知り感動…!

もう一つの目的

今回は、試合やグルメのほかにもう一つ目的がありました。

それはこれが「震災復興マッチ」だったことです。私の住む場所は計画停電くらいで、東日本大震災の被害は残っていませんが、陸前高田は今でも復興を目指している町です。実際にそれを目にする機会は、関東に住む私には少ないので、きちんと見てほんの少しでも地元の消費活動の足しになりたい、と思ったのでした。

※治水工事が至るところで行われており、施設はほとんど全てが真新しいものでした。奇跡の一本松なども見ましたが、実際の目で見るべきもののような気がして、撮るのを控えた覚えがあります。

※地元のスーパーでなにが売っているのか見るのも好きです。節分コーナーの豆が殻付き落花生なのは衝撃でした。これは気仙沼の菓子パン。

おわりに

敬愛する選手のバスケットを観るだけで満ち足りた気持ちになるうえに、一人旅は、誰かの都合で動くことなく自分だけで過ごせることは、子供を育てている最中の私にとってはほんのたまにの、最高の贅沢です。今シーズンはウイルスのせいで終了してしまい、これがシーズン最後の観戦になったのですが、行ってよかった、と心から思います。

※帰りは紐を引っ張るとアツアツになる牛丼弁当をチョイス。

ちなみに、試合は土曜も、そして日曜も連勝してチームは愛知県に戻っていきました。


来シーズンも、また出かけたら書こうと思います。アウェイの地での応援も、なかなか楽しいですよ。


2020.04.09.

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