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Essay

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#Bリーグ

バスケじゃなくてサッカーを観に行った話

私の趣味はバスケ観戦ですが、夏の3人制バスケットも中止になり、5人制はオフシーズンなのでサッカーを観に行ってみました。 私は神奈川県民なので平塚に受肉。対戦相手は是非とも観てみたかったセレッソ大阪です。 友人にチケットを確保してもらい、検温と消毒を済ませて、両サイド2席ずつ空いた全席指定席で観戦しました。5000人制限での開催で観客数は約3500人。天気も良く快適に距離を取って観戦できました。 どうしてもサッカーとバスケットボールを比較する形で観戦したのですけれど、J1

何も無くなっても、同じ場所に存在したい

バスケットボールの息吹が、微かに聴こえてくるようになりました。契約業務や、練習だけは少しずつ行われているようです。 「新しい生活様式」を確認しながらの、恐る恐るの日々が続いています。 バスケットボールよりも、接触の少ない野球が無観客試合から開幕し、そして、バスケットボールよりも、屋外でコートの広いサッカーが幕を明けようとしています。 どう前向きに見積もっても、私たちただの観客が、バスケットボール観戦に行ける日は随分と先になりそうな気配です。 その詳しい仕組みはガイドラ

奇跡

好きなチームに、好きな選手がいる時間は奇跡です。 私は、スポーツに於いてひとつのチームにずっと所属して引退する、というフランチャイズプレーヤーの存在には、拘っていません。もちろんそれはとっても素敵なことなのですが、それだけに気持ちが縛られているわけではないのです。 バスケットボールにも、契約満了の報告の季節がやってきました。今シーズンも、私の好きな選手にも、遅かれ早かれアナウンスがあるのでしょう。 かつて、一度だけ悩みました。日本のバスケットボールを観戦しはじめて、最初

価値

私の価値はまあまあショボくて、せいぜい細々仕事するくらいと、旦那と子供たちにマシな料理を提供することくらいしかない。 だから私の書くものになぞ価値もないのだが…と言い出すと、あまりにしみったれているので方向性を変えよう。 私は、私にはたいして価値の無い凡人だからこそ、そうでない人に強烈な憧れを抱いて暮らしている。スポーツを観るのはその最たるものだ。 こんな時期は、何があっても、無いよりはありがたいものだ。私も、私の好きな、バスケットボールで、選手の皆が、再びプレーできる

哀しき「養分」

初めてスポーツを観戦したのは、夜の神宮球場だった。内野席、ビジター側。テレビでずっと見ていた光景がそこにはあった。小学校低学年だったと思う。デパートで買ってもらったおにぎりを食べながら観ていて、試合は負けたような気がする。何故ならホーム外野席の踊るビニール傘を、憎らしげに思った記憶があるからだ。 そこから、色々なスポーツを観た。 30年以上が過ぎた。 今、私はバスケットボールを観ている。 私にとって、スポーツを観ることは「趣味」であり「娯楽」であり「癒し」だ。 スポーツを