生前整理 断捨離編
やっと本格的に春になって温かくなったなあと思ったら、桜はすっかり散っておりました。
目まぐるしく時間が過ぎて、気が付いたら歳をとって何も出来ない💦 ようにはならないようにしたいものです。
さて、生前整理をした後は家の中の不用品を手放しましょう
と言うお話です。
今年86歳になる母が1人で住んでいる家は、木造の築50年位で私たちが生まれ育った家です。3人の子供を育てながら、
反物を織る工場(こうば)で忙しく働いてきてそれは目まぐるしい生活だったと思います。
ですが、家の中はいつも綺麗に片付けられていて、モデルルームのようでした。まあ、これは片づけ魔性分もあるでしょうが、
とにかく散らかっていませんでした。これは今も同じで、いつ行ってもキレイにしています。
ですが、物は多く一人なのに食器なども何十枚もあったり、着ていない衣服もきちんと保管されていて、一見物が多く見えないのも不思議な感じがしていたのですが、、
この不用品を片付けましょうよと、言ってみました。空間を不用品の為に使うのは、波動を下げるよと、スピリチュアル好きの母に届けと何度となく何かの機会毎に言ってみました。
最初は、自分の物を整理するのは死に支度のようだし、思い出が詰まった物ばかりだからと腰はずっしり重く、その気になるまでは時間がかかります。無理に急き立てるのも、やはり「私が死ぬのを待っているのかしら」などと思われては逆効果ですし、本当に難しいと思いました。
自分の断捨離も少しづつしか進まないのに、他人の物はそんなに簡単に処分なんて出来ません。
物を手放せないのは、執着があるのか、捨てる事に罪悪感を感じるのか、物が無い時代に生きて物を処分する事が粗末に扱う事になると思っているのか、、、。特に高齢になると(母もそうですが)人生の終焉を意識してしまい、寂しくなるのでしょうか。
命には限りがあって、どんなに元気でもいつか必ず亡くなります。
その確率は100%で、誰でも知っていることですが、いざそれが自分に現実として迫ってくるとある種の恐怖を覚えるのですね。やはり生きていたいのです。
そうこうしているうちに、何故か片付け始めたんです。ほとんど着ない和服もごっそり処分し、タンスも要らないと処分し、食器や雑貨類も手放していったのです。
元々片付けは好きな人なので、作業自体はあまり苦にならず、始めたらサクサク進んでいったようです。部屋は広くなり何よりも物が少ない空間は気持ちの良いものです。
スッキリと片付けられた家の中は、空気が澄んで気持ちもの上でも生活に充実感が生まれてきます。そんな様子が見て取れました。片付け作業は、色々な意味で大変で簡単に言うほど進まないものですが、結局は本人の意思が大切です。母は母が亡くなった後、私たちが大変な思いをしないようにと片付けてくれたのかもしれません。実はこれはとても助かります。本当に助かります。不動産関係を生前整理した事と同じように、片付けも生前整理のひとつであると思います。子供たちは本当に有難い事です。
多分母は、色々整理してスッキリしたので安心して長生きするでしょう。軽く100歳は超える気がします(笑い)
これぞ、人生100年時代、明るくはつらつと生きていきたいものです。
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