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頭でわかっていても、心は痛いのだ

最近、心ない言葉を投げられて、めそめそしていた。

親しい人に相談すると、
それは妬みだから気にすることないよと優しい言葉。

時間がたつにつれて自分でもわかってくるのだ。
あれは、わざと私を傷つけようとして投げかけた言葉であると。

頭ではわかってる。
気にすることない。


指摘されたことも、ちゃんと返答した。
そう、もう終わり。
気にしなくていい。

でも、一度悲しいと感じてしまった心は相変わらず痛いし、湿っぽい。
すっきり前に進もうとしている頭と、
頭の回復スピードについていけずにチクチクしている心。

頭と心は別物。
一つの人間の中で乖離した気分。

このまま心に蓋をし続けることもできるけど、
そうすると身体まで不調になってくるから不思議だ。

30代になってちょっとは世間を知ったつもりでいたし、
自分と異なる価値観の人がたくさんいることも知ったし、
価値観の異なる人と理解し合うことが難しいことも知ったし、
理解し合わなくても受け入れ合えばいいんだってことも知った。

経験値を積んで強くなったのは頭だけで、心は昔のまま弱々しいみたい。
思った以上に心は柔らかかった。

一度投げられた悪意はなかなか心から消えてくれない。
やっかいだなと思いつつ、人間らしいなとか思いつつ。


悲しい、嬉しい、楽しい。
感情はコントロールできない素直なもので、残るのだ。
悪意のこもった言葉を、わたしは言わない。



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