【モラ逃げ】役所ではまずこの手続きをしてください・・・！！

前回の記事はこちら　↓

なんの手続きだと思いますか？

住民票の移動でしょうか。
それとも児童扶養手当の申請でしょうか。

違います。
答えは、【保険証を作ること】です。
私は国民健康保険だったので、家を出る前に前居住地の市で世帯分離をしました。そして、新居住地の市の健康保険に加入しました。

住民票を移動させていないのにどうしてそれができたかというと・・・
DV相談証明書です。これを発行してもらっていたおかげで、DVで避難していることが証明され、加入することができました。

人間ですからいつ体調を崩すかわかりません。
子供達も一緒なので、何かあったら病院に行けるという安心感は大きかったです。

実際、私達は引っ越し１週間で３人そろって風邪をひき、病院のお世話になりました。

冬の寒い日、やっとの思いで最小限の荷物をまとめて、引っ越しをした私達。最初はテンション高く、子供たちもウキウキしていました。
新しい家、新しい街・・・。
そして、理不尽に怒鳴りつけたり、物を投げたりする怖いお父さんはもういません。

好きに話しててもいい、テレビを観てもいい、コンビニで買ったご飯でもいいい、朝もゆっくり寝てていい。

まだまだ100パーセント安心、安全とは言えませんでしたが、以前のビクビクした生活より良いのは確かでした。

しかし、辛かったのは寒さ。

以前の家は気密性もあり、新しい家でしたので暖かかったのです。
アパートの冷たい床と、風呂上がりの寒さは身体に堪えました。

引っ越しから1週間後、下の子が鼻水を垂らしはじめました。
それから咳。
あぁ、風邪ひいてしまったか・・・風邪薬を買いに行かなきゃ。

と思っていたら、次は上の子が咳をし始めました。
私もなんだか体がだるい。

上の子はほとんど風邪をひいたことがないくらい、丈夫な子でした。
その子が苦しそうにしており、これは市販薬で対処するのは難しそうだぞ？？と。

私も、高熱までは出なかったものの、食欲は落ちるし、頭痛はするし、布団から出るのもしんどかった・・・！

この時ほど心細くなったことはありません。

そしてまたお決まりの、「モラハラ夫から逃げたからバチが当たったのかな・・・」
という自責です。

布団の中で、泥のように沈む身体の重さとぐわんぐわんする頭痛を感じながら、「逃げなかったらこんな思いしなかったのだろうか」と考えました。

私が受けてきたのはモラハラだったよね？
暴力もされたよね？
夫婦生活は断れないし、何度言っても避妊に協力してくれなくて、いつも不安だったよね？

これって逃げても良かったんだよね？

ずっとグルグル考えていました。

いやいや、さっさと病院へ行って風邪を治そう・・・！！！（笑）

ただそれだけなのに、そんなネガティブな思考と具合の悪さで、めそめそしていました。

そうじゃない、えいっ！！と起き上がり、近くの内科に３人まとめてかかりまして。無事にただの風邪ということでお薬を処方してもらい、1週間後にはみんな元気になりました。

後日、役所の相談員さんにもこのエピソードを話したら、
「本当に、真っ先に健康保険の手続きしておいて良かったねえ！」と
言ってくれました。

体は大切ですね。
引っ越したら色々やらなきゃいけないことだらけだけど、
まずは自分たちを守ることから、ひとつずつ片付けて行ったらいいのかな。
そんな風に感じました。