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5・【モラ逃げ】ついに、DV相談センターに電話をしてみました。

前回の記事はこちら ↓


※DVの表現が含まれますので、読みたくない方はここで戻ってくださいね。


 夫は日頃から家族と生活リズムを合わせない。
フリーランスなので客人との約束がある以外は自分の好きなペースで仕事が出来ます。
だから毎日好きな時間に起きる。
好きな時間に食べ、好きな時間に休憩を取り、好きな時間から酒を飲み始め、好きな時間に風呂に入って寝る。


 家族と食卓に着くことはほとんどないし、たまにあっても夫の繰り出すトークは決まって私を侮辱したり、皮肉を言うことだから、子供達も押し黙る。


 夫が怒る時はいつも原因がよくわからないことでした。そして、その怒りに向き合ったところで何も変わらないのでした。


 その日の夫はすこぶる機嫌が悪かった。
23時頃、ドスドスと足音を立てながら私と子供が寝ているリビングへやってきて、隣の台所へ入って行く。

冷蔵庫をあけて中を見ると「あぁーーーーー!!」と苛立つ声を上げて、バンッと叩きつけるように扉を閉めた。
でも、すぐ隣に寝ている私に声をかけては来ない。


私は電気を消して布団をかぶっていましたが、起きていました。そして、「何をするんだろう、何を言われるんだろう」と身を固くしていました。
夫は何も言わずに、上の階にある自分の部屋へと戻って行きました。


 その5分後くらいにもう一度、大きな足音を立てて階段を下りて来ました。ああ、何も言われなかった・・・と一瞬ほっとしていたのですが、夫の怒りは収まっていなかったのです。


 今度は何か言われる・・・と身構えていたら、



「おめぇよぉ!!!ふざけんなよ?!なぁ、いい加減にしろや!あぁ?!わかってんのかよ?!!」
 

 突然罵声が飛んで来ました。心当たりはありません。すぐに起き上がらないとそれをまた言われるので起き上がり、何のことなのか尋ねました。


 「わからねぇのかよ?!もういい!ふざけんなよ!このクソが!!!」


 そしてまた自室へと戻って行きました。
私が泣いて縋るのかと思っていたのでしょうか、来ないとみるとまた同じように不機嫌を露わにしながらやって来ました。

そして、

 「今すぐ荷物まとめろ!てめぇ一人で出てけ!今すぐにだ。わかったんならさっさとやれや!!!
このクソが!!!なんでこの俺の飯が出て来ねえんだよ?!誰の金で喰ってんだ!!
ふざっけんな!!」


 と怒鳴りつけて来ました。

そしてまた自室に戻ったと思ったら、 

ドス!ドス!!ドドドドド!!!

と、ものすごい音が響いて来ました。
すぐに、子供が階段を駆け下りて来ました。


「パパなにやってんの?!怖い...!!」


 夫は普段から子供にとってとても怖い存在でした。私を怒鳴りつけたり、子供を注意するとき、背後から突然大声で𠮟りつけたりと、とにかく相手を驚かせるやり方をするのです。
今回の騒音は今までの中でも特に酷く、子供の恐怖はそれはもう大きかったと思います。


 深夜まで、泣きながら私の布団で息をひそめ、夫が寝たころに子供の布団を取りに行き、並べて敷いて一緒に寝ました。
翌日は睡眠不足と心のダメージで高校生になってから初めて学校を休みました。


 
 その日の様子から推察するに、夫は自分の夕食の給仕をされなかったことに怒っているのだとわかりました。


普段から一緒に食べないので、食事が出来ると呼びに行きます。
「食事が出来ました。メニューは〇〇と⬜︎⬜︎です。」

それで「あぁ、わかった、置いといて。」となるのがお決まりのパターン。
でも季節によっては何時間も出したままにする訳にもいかないので、ラップをかけて冷蔵庫に入れておきます。


 その日も同じ様に声をかけたあと、食べに来ないのでラップをして冷蔵庫に入れておいたのですが、気に障ったようでした。


これを察するとか・・・難易度が高すぎます。


 翌朝、夫は外へ出る仕事だったのですが、朝はひとことも口を聞かず、食事もとらずに出勤して行きました。
夫の部屋を見てみると、壁に直径25センチくらいの穴が2か所空いていました。


 私は学校を休んだ子供とふたりで過ごしました。何も出来ずただ家に居るだけ。昨晩の出来事がべったりと身体に貼りついているように重く苦しかった。けれど、夫が居ないことだけは助かりました。


 昼になって子供にはしばらく自室へ行っていてもらい、その間に市のDV相談センターへ電話しました。


 どう話し始めたのか、何を話したのか、正直良く覚えていません。ただ、相談員さんの声がとても優しかったです。

私がたどたどしく「DVかなと思うことをされて…相談したいんですけど…」と言うのを、

「うんうん、それは・・・とても怖い思いをされましたね。大変でしたね・・・。今はお家にいるの?夫さんは居ない?大丈夫?」

とリードしながらこちらの様子を聞いてくださったと思います。

 


 「よくお電話くださいましたね。勇気を出されましたね。」


 その言葉にはっとしました。勇気を出した、怖かったところから踏み出す、ということをわかってくださっている?そう思いました。
それから幾らかスムーズに話せるようになったように思います。


これが、家庭の外へ初めて「DVされている」と話したときの出来事です。












 


 

まだまだ未熟なnoteですが、サポートして頂けたら嬉しいです。私の体験談が少しでも誰かの勇気になってくれたら…!モラハラや離婚問題に苦しむ方のために、note投稿を続けていきたいと思っています。