ちょっと躁気味?

「まりかさん、すごく活動的だから、少し躁気味なのではと心配です。
自分で感覚、どうですか」

今日は休みのつもりで、躁うつ仲間と女子会の予定を入れていたら、急きょ出勤になった。
女子会の予定を少し繰り下げてもらい、仕事を猛ダッシュで上がって、電車に飛び乗り、東京駅へ。
無事にお友だちに会えた。
ギターさんもだが、この愛すべき面倒な病気の話をできる人は、本当に貴重。
今日一緒だったお友だちふたりは、私よりひと回り以上若いのだけど、とっても頼りにしている。

そして、昼間から飲み放題付きランチで、上機嫌で東京駅からの電車に飛び乗り、ギターさんへランチの写真を送ったら、入れ違いに送られてきたメッセージがこれだ。
ああ、見抜かれている、と思った。
そういうギターさんだって、先週のひっきりなしの質問は、絶対に上がっていたぞ。

そうか、身近に躁うつさんがいると、こうやって声をかけ合うことができるのか。
躁うつ病、本当に厄介で、絶好調で仕事やプライベートをこなしているときは、赤信号なのだ。
仕事では次から次へとよいアイデアが浮かび、私ってすごいじゃん! と思い上がる。
実際に、その勢いで実行に移しちゃうと、うまく行っちゃったりするから、よけいにタチが悪い。
そして、さらにタチが悪いのは、その絶好調は永遠に続くわけではないことだ。
小さなきっかけで失速し、やがて墜落し、しばらくうつのトンネルに入ることになる。

ギターさんも、それをよくよく知っている。
それに、上がっているときは自分では調子がよくてうれしいものだから、あまり認めたくない。
第三者が見て、判断してくれることは、何よりもありがたい。
指摘された直後は、ちょっとカチッとくるけど。今日の私のように。
すかさず返信した。

「ありがとうございます。自覚、あります」
「ちょっと躁気味?」
「はい、少し上がっていますね」
「Y先生のところにゆかなくて大丈夫?」
「もともと、来週か再来週受診なので、とりあえず底上げするエビリファイを抜いて、様子見ます。
ありがとうございます」
「無理をしないのと、疲れを溜めないこと、それから睡眠取れていれば、よいと思う」

彼とつき合うことになったら、これが日常の会話になるのだろうか。
自分でうっすら気づきながら、言語化することを避けてきたことを、おたがいに伝え合い、支え合い、尊重し合い、助け合って生きてゆくことができるのだろうか。

彼へ私が最初に連絡したのが、3月1日。
まだ2週間経っていない、ひよっこの関係だ。
びっくりする共通点はたくさんあるけれども、おたがい何も知らないに等しい。
冷静に、冷静に、彼を見つめて、彼と一緒にいる自分を見つめて、ふたりで答えを出してゆこう。
これから人生を重ねてゆくかどうか。


*2023年3月12日の活動状況
・もらった足あと:3人
・もらったいいね:1人
・やりとりした人:1人
本当にアプリが静かだ。
連絡があるのは、ひと回り以上上の、なかなか恋愛対象とは考えづらい人ばかり。
まずはおとなしく、ギターさんとの時間を重ねてみよう。

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