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第2回:ジャズの決まりごと

第1回を読んでくださった方ありがとうございます。
第2回は予告通りジャズの決まりごとについて書きたいと思います。
※この記事は投げ銭制です。

さて、「ジャズは自由!」「アドリブが魅力!」
・・とは言ったものの、全て自由に弾くわけではありません。

「テーマ」と「アドリブ」で構成されています。

「テーマ」とは、"あらかじめきっちり作曲された部分"です。
まず、ジャズを弾くときはテーマから始めるのが基本で、そのテーマに沿ってアドリブをします。

「アドリブ」とは、もちろん"即興演奏"を指すんですが、そのアドリブの長さは「テーマ」の長さを1として、その倍数分弾きます(テーマの途中で終わったり、付け加えたりはしません)

アドリブ中のコード進行も「テーマ」と同じでなくてはいけません。なので、傍から見ると自由でなんでも弾いて良いみたいなイメージのジャズですが、決まり事はちゃんとあります。

ちなみに、ジャズボーカルについてですが、ジャズボーカルには1コーラスアドリブソロ!というものは存在しないと思います。ただ、歌い方の奏法は沢山あります。

「umm...とか、ダバダバ言ってるのはアドリブじゃないのか!」
という話がそれで、それはスキャットとかフェイクとか呼ばれる歌い方の手法です。

スキャットは「ダバダバ」とか「ドゥビドゥビ」とか意味のない言葉を即興で歌っているところを指し、フェイクは譜面通りに歌わず、メロディーを変えたりすること(ライブでボーカルが歌詞やメロディーを変えるのはフェイクですね)

ちなみにスキャットは、有名なジャズ歌手が歌ってる最中に歌詞を忘れて、適当に意味のない言葉でごまかしたのが始まりのようです。

そのあたりのテクニックに優れているといえば、Sarah Vaughanの枯葉やElla FitzgeraldのHow High The Moonあたりでしょうか。ぜひ色々聞いてみてください。

他にも歌い方っていろいろありますよね、ビブラート、しゃくり、フォール、こぶし、ファルセット、ウィスパーボイス、エッジボイス、タングトリル、シャウト、スクリーム・・ボーカルって大変だ・・。

というわけで、長くなってしまったのでこの辺りで一旦切ります。
また次の記事もご覧いただけると嬉しいです。

恐らく次もジャズの構成という部分に関しての続きになると思います。

※このシリーズのジャズ関連記事に関しては、今後も投げ銭制度にする予定です。気が向いたら募金してください。笑(続きはありません、ここで最後です)
※次回からもぜひ購読して頂けると嬉しいです。
※また、解釈等で間違いがありましたらご指摘頂けますと幸いです。

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